【邦画】「ぼくらの七日間戦争」(1988)【洋画】「黄金/The Treasure of the Sierra Madre」(1948)

2021年10月08日

【ROUBAIX SL4】チェーン交換(シマノ/Tiagra4700互換化)、セオサイクルのスペシャライズド・ジャパンとの取引契約解消雑感

時間と天気に恵まれ、ROUBAIX SL4のチェーンを交換した。
具体的には、純正装着のKMC X10を、純正コンポ(SHIMANO Tiagra 4700)と互換性があり、かつ、最上位のCN-HG95に交換した。



妻に放置プレーされていた(涙)ROUBAIX SL4を修業に投入するも、全開走行に不満を覚えて半年、積算走行距離は約2,500キロで、X10は寿命前だったが、信頼するバイシクルセオのS店長に以下予め肯定いただき、このたびようやく交換いただいた、という訳である。

【堀の質問】
[1]
変速に不満があり、一因をコンポ(Tiagra)とチェーンの相性と考える。

[2]
具体的な不満は、リアギアをアップしていった際、特に6速(辺り)から7→8→9→10速と、トップ側へアップしていった際、どうもチェーンとチェーンリング、又は、スプロケットとのかみ合わせが悪く(感じられ)、今一つクランクを踏み回し難いこと。

[3]
一因をコンポとチェーンの相性と考えたのは、「TiagraはロードとMTBのあいの子の異質なコンポで、チェーンはCN-HG95一択」との知人の言に感化された(笑)から。

【S店長の回答】
[1]については、使用状況にもよりますが、チェーンの劣化が発生している可能性はあるかと思われます。
[2]については、感覚的な所になってしまうので症状を完璧に把握することは難しいのですが、チェーン、チェーンリング、スプロケットをシマノ製品の互換品でまとめることにより、症状の改善、もしくは症状の炙り出しが可能となるかと思われます。

[3]については、現行の4700番ティアグラやGRX600等の一部モデルについてはギア歯のカット等に従来MTB系で使われていたHG-Xという方式の組み合わせを採用しているので、CN-HG95,HG54といったHG-X方式のチェーンが必要になります。
また、チェーンの在庫についてですが、CN-HG95は通常在庫品として店頭に置いておりますので、いつご依頼頂いてもお待たせせずにパーツのご用意が可能かと思います。
ご都合に合わせてご来店頂けますと幸いです。

交換の成果は次回修業時まで待つが、帰路の街乗りの感じでは期待できそうである。
S店長曰く「X10はロード系とMTB系のどちらにも相応対応する」とのことだが、やはり互換品のアドバンテージは強力なのだろう、HG95のスプロケットとプーリーとの絡み具合、挙句、ペダリングの駆動感は明らかに滑らか、かつ、上質である。
さすが「信頼の」シマノである。(脱帽)

それはそうと(?・笑)、S店長がどうも元気がなく、毎度の雑談(笑)で突っ込んでみたのだが、その一因と思しき驚愕の事実が判明した。
なんと、セオサイクル(※バイシクルセオの母体)は、今春、スペシャライズドとの取引契約を解消していたのである。
それも、「非」円満に。
S店長が概説くださったそのてん末は、同様に解消した江戸川のショップの店長のブログに通底するが、スペシャを2台所有(※S店長は8台!)し、バイシクルセオ、および、S店長に完全メンテいただいている私からすると、セオとS店長への同情を禁じ得ないことに加え、一ユーザーとして今後のメンテに不安を禁じ得ない。
「アカウントは削除されたが、部品は被供給可能な見込みなので、引き続きメンテは任せて欲しい」との旨、S店長は励ましてくれたが。

私自身、サラリーマン時代、この手の販売店のリストラ(事業の再構築)を実際にやらされた(苦笑)ことがある。
スペシャライズド・ジャパンのセオサイクル担当者の心情は察するに余りあるし、彼の上司、スペシャライズド・ジャパンの経営者の意向も分からないではない。
スポーツ自転車ビジネスは「ブランドビジネス」である。
自社、および、商品がいかに他社よりユニーク、かつ、バリューがあるか、そうした独自価値をいかに対象ユーザーに積極評価&選択いただくか、が肝である。
よって、ユーザーとの接点、かつ、マーケティングの4Pで言うところの「プレイス(流通)」は生命線であり、スペシャライズド・ジャパンが今回の契約更新を機に、「プレイス」のセオサイクルへ「スペシャ推し」の独自強化を強要したのは、ある意味合理的である。

とはいえ、セオサイクルは、スペシャから資本注入され、経営意思決定の裁量が限定された「直営店」ではない。
全国に100を超える販売店を有するセオサイクルは、スペシャより遥かに広範なユーザーを対象とし、そのビジネスは彼らの十人十色のニーズの達成と、その果ての満足度の高いサイクルライフを最善支援する、ある意味「御用聞きビジネス」である。
両社は、「自転車」が商材であるのは同一でも、営むビジネスは同一ではなく、今回の悲劇(?・笑)も、ある意味已むを得ないところがある。

ただ、一つ言えるのは、今のマスメディア、特に新聞やテレビ業界を見れば一目瞭然なように、代替品(選択肢)の溢れる現代、一ユーザー、即ち、エンドユーザー(最終顧客)の満足を最重視せず、彼らを不安&不満化するのが慣れっこなビジネス、および、その主体は、早晩しっぺ返しを食らう、ということである。
両社の和解、取引再開は望み薄だが、一弱虫ペダラーの私を今日まで支え、育ててくれたS店長が居る間は、2台のスペシャは全て彼に任せたい。

kimio_memo at 15:00│Comments(0) ロードバイク | 購入/メンテナンス

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
【邦画】「ぼくらの七日間戦争」(1988)【洋画】「黄金/The Treasure of the Sierra Madre」(1948)