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2022年04月27日

【邦画】「TOKYO JOE マフィアを売った男/The Man Who Brought Down the Chicago Mob」(2008)

[ひと言感想]
「人を売る」人は「売られる」のである。
不義理は中長期的には自殺行為である。


TOKYO JOE マフィアを売った男 [DVD]
出演:エイレン・スミス、スティーブン・エトー(衛藤健)
監督:小栗謙一
株式会社ポニーキャニオン
2009-06-26




【エレイン・スミスさん(※元FBI特別捜査官)】
FBIは連邦検事局のマーゴリス検事補に、黙秘を続けるエトーの説得を要請しました。

【ジェレミー・マーゴリスさん(※元連邦検事補)】
(エトーと)会ったのはノースウェスト病院で、深夜の緊急治療室でした。
彼が救急車で運ばれてきた直後です。
日付は覚えていませんが、25年前の木曜の夜、午前0時半でした。
至急病院に来るよう、FBIから要請を受けました。
「ケンが頭を撃たれながら生きている。彼に会い、FBIに協力する手はずを整えろ」、と。
数時間で彼を説得する必要がありました。
政府の証人になり、保護を受けることを承知させ、銃撃犯たちの身元を聞き出すのです。
(彼らが)口封じされる前に。

【エレイン・スミスさん】
数時間後、当時の上司、ウォルシュから電話がありました。
「エトーが落ちた」。
(これで)貴重な情報源が手に入る。
思いがけない幸運にゾクゾクしました。
マフィアに狙われて生還したのは彼が初めてでした。
間違いなく、最高の知らせでした。
標的となった重要人物が暗殺を逃れ、FBIに協力すると承諾した。
有益で膨大な内部情報が得られるのです。
マフィアの中枢に迫り、いかに彼らを追い詰めるものになるか。

【ジェレミー・マーゴリスさん】
私はエトーをこう説得しました。
「君が果たした仁義を切り捨てたのはマフィアの方だ」。
彼は政府に協力する気など、一切なかったのです。
マフィアが企てた彼の抹殺は大間違いでした。
マフィアが裏切ったのです。
彼が義理を立てる必要はなくなりました。
我々は二人きりで、一時間半ほど話しました。
私がケンに強調したのは、忠義立てする意味がなくなったことでした。
彼が守り続けてきた「マフィアの誓い」は無効になったのです。
「裏切られた」のだから。
全く不当に彼を殺そうとしたのです。
私は親近感を持ってもらおうと、家族が武道に興味を持っている話をしました。
武士道という規範についても語り合いました。
普通のアメリカ人よりは理解があると分からせたのです。
彼にとって義理がどれほど重要か理解している、と。
私は普通のアメリカ人より、日本人の考え方や忠義心に詳しかったのです。
そのことを彼に分からせたかったのです。
そうすれば、私の主張に説得力が出るかもしれない。
「君の誓いへの忠義心は無にされてしまったのだ」、と。
次に、彼に分からせようとしたのは時間がないということでした。
タイムリミットは迫っていました。
彼を殺そうとした犯人の命が危なかったのです。
殺害を命じたボスのソラノが失敗を知れば、暗殺に失敗した彼らを消そうとするはずです。
だから、私は彼に言いました。
「誰の仕業か言ってくれ。一度狙われた以上、間違いなく死ぬまで狙われる。組織が君の生存を知る前に犯人を教えてくれれば、逮捕してソラノの名を吐かせることができる。暗殺を指示したソラノが逮捕できる。だが、時間はあまりない」。
しばらくたってからでした。
彼は痛みに加え、脳震盪で耳が遠くなっていました。
そこで、私は「真実を見つめろ」と怒鳴りました。
彼は理解しました。
(エトーは)丸め込まれたり、説得されたりする男ではない。
私は、彼が合理的な決断を下すための事実を示しただけです。
彼は説得されたのではなく、自ら決意したのです。

「証人になる以外に助かる道はない。殺害を命じたソラノに報復したければ、銃撃犯たちが殺される前に確保させてくれ。奴らに証言させる」。
彼は同意し、私と握手しました。
二人の名を教え、証人保護プログラムに入り、家族と共に保護されることに同意しました。
彼は一瞬沈黙し、躊躇いました。
「どうすれば、あんたたちを信じられる?」
彼は迷っていたのです。
彼はずっと社会に背いて、マフィアのために働き、組織の「沈黙の掟」に従ってきた。
誓いを立て、秘密を守るとボスたちと約束をしていた。
辛かったはずです。
暗殺されかけた直後にそんな決断を迫られたのです。
何十年も守ってきた義理に背を向けることになる。
非常に難しい選択でした。
迷うのも無理はありません。
そこで、私は身分証明書を取り出しました。
カバーには金バッジが付いていました。
私は彼と至近距離で話していたので、手や服に彼の血が付いていました。
包帯からにじみ出た血です。
彼の手を取り、私のバッジの上に乗せ、上から私の手を重ねました。
そして、彼の目を見て、唸るように言いました。
「私は絶対に約束を守る」。
彼は私の目を見て、本気だと悟りました。
政府の保護を約束しました。
私が彼の保証人、後見人、保護者になることも、彼に約束しました。
彼は私の心を覗き込み、本気だと悟り、言いました。
「分かった。名前を教える。キャンピシとカトゥソだ」。
捜査員が(彼らの)逮捕に向かいました。



【エレイン・スミスさん】
エトーの証言記録を見ると、 「証言を変えたことがない」という記述が目を引きます。
私にも、検事にも、他の捜査官にも、17年もの間、一度も変えてません。

これは驚くべきことです。
驚異的なことです。


kimio_memo at 07:06│Comments(0) 映画 

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