2020年10月06日
【邦画】「あゝひめゆりの塔」(1968)
[ひと言感想]
「多数が我慢、見て見ぬ振りをしていることや、合理的には正しくとも『空気』的に正しくないこと、ならびに、その不条理を言及すること」。
我々日本人の言う「失言」とは、古今東西これである。
日本人は一億総失言恐怖症である。
我々の学習(≒成長)、成功(≒最悪回避)のボトルネックは本症、ならびに、これを容認する空気である。
「多数が我慢、見て見ぬ振りをしていることや、合理的には正しくとも『空気』的に正しくないこと、ならびに、その不条理を言及すること」。
我々日本人の言う「失言」とは、古今東西これである。
日本人は一億総失言恐怖症である。
我々の学習(≒成長)、成功(≒最悪回避)のボトルネックは本症、ならびに、これを容認する空気である。
【ナレーション】
日本軍の抵抗は頑強を極め、双方にかつてない犠牲者を出し、戦線は膠着状態であったが、彼我の物量の差はどうしようもなく、上陸後2ヶ月近く、5月22日、既に首里城内に突入していたアメリカ軍の第一線は、日本軍司令部600メートルの地点に接近していた。
【野口沖縄師範学校校長(中村翫右衛門さん)】
あ、杉山さん。
石島閣下にお会いしたいんですが。
【杉山中尉(演:郷鍈治さん)】
軍司令閣下は作戦会議中だ。
【野口校長】
是が非でも大至急お願いしたいことがあるんですが。
【杉山中尉】
用件は?
【野口校長】
軍が退却を開始するそうですが。
【杉山中尉】
なにい!
【野口校長】
それで、男子部と女子部の徴用を解いて欲しいんですが。
【杉山中尉】
ばかあ!
退却などどこで聞いた!
帝国陸軍に退却とはなんだ!
【野口校長】
山本さん、あなたからも頼んでください。
【山本(演:青木義朗さん)】
校長先生、それはいけません。
校長先生、今のは失言ですぞ。
【野口校長】
・・・しかし、生徒たちの運命はこのことに・・・
【山本】
何事も軍のため、お国のためですぞ。
【野口校長】
(・・・)
kimio_memo at 07:26│Comments(0)│
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