「久しぶりに足のツラない夜」20200303荒川サイクリングロード修行結果「サドルを1センチ下げる」20200306荒川サイクリングロード修行結果

2020年03月04日

【洋画】「大脱獄/There Was a Crooked Man...」(1970)

[ひと言感想]
「ひねくれ者」には二種類居る。
先天的に「ひねくれている」人と、何らかの経験で後天的に「ひねくれてしまった」人である。
高確率で前者は「ぱっと見で分かる」が、後者は「一見そう見えない」ものである。
いずれも相当の「執念」の持ち主に違いないが、成る程、後者の方が、先天的でなく、より能動的かつ非楽観的な分勝るのかもしれない。
「ひねくれ者」に限らないが、「一見そう見えない」人は要注意である。


大脱獄 [DVD]
出演:カーク・ダグラス、ヘンリー・フォンダ
監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ
復刻シネマライブラリー
2018-05-28




【主題歌】
昔々、その昔、谷には爽やかな風が吹いていた。
心の曲がった男が曲がりくねった道を行く。
卑屈な笑みを口元に浮かべて。
西部のひねくれ者が浮かべる笑みだ。
どこの誰よりひねくれた男だった。
幹の曲がった木があった。
ひたすら男を待っていた。
男は無類の女好きだった。
他の男を出し抜き、女性を家に送り届ける。
更に悪いことに、男は賭けが好きだった。
8歳になる頃には、既に立派ないかさま師だった。
幹の曲がった木があった。
ひたすら男を待っていた。
足元にはくねった川が流れている。
真っ直ぐに生きれば良いことだってある。
男をおびき寄せても、男は見抜くだろう。
曲がった道を行き、くねった小道に折れる。
腰の曲がったラバに乗り、ラバに鞭を当てる。
口元には卑屈な笑み。
そんな男の姿を幹の曲がった木はずっと見ていた。
ひたすら男を待っていたんだ。
いつか捕らえようとしていたんだ。


kimio_memo at 07:34│Comments(0) 映画 

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