2019年01月25日
【洋画】「マイ・インターン/The Intern」(2015)
[ひと言感想]
ベンはなぜ、他者にいつも良い言葉を言えるのか。
正しい時に、正しく行動できるのか。
根因は無論達観だが、近因の一つは、敬愛の妻を前に、キャリアを専ら目先の金で費やさなかったに違いないこと。
もう一つは、基本悠々自適で、下衆な欲とオサラバしていること、である。
人間、「もっとエラくなりたい」、「よく見られたい」等々思っている内は、「社会の一部になる」のは、即ち、「他者を支え、必要とされる、挙句、相思相愛の誉にあずかる」のは土台無理なのである。
ベンはなぜ、他者にいつも良い言葉を言えるのか。
正しい時に、正しく行動できるのか。
根因は無論達観だが、近因の一つは、敬愛の妻を前に、キャリアを専ら目先の金で費やさなかったに違いないこと。
もう一つは、基本悠々自適で、下衆な欲とオサラバしていること、である。
人間、「もっとエラくなりたい」、「よく見られたい」等々思っている内は、「社会の一部になる」のは、即ち、「他者を支え、必要とされる、挙句、相思相愛の誉にあずかる」のは土台無理なのである。
出演:ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ
監督:ナンシー・マイヤーズ
監督:ナンシー・マイヤーズ
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2018-01-17
【ベン・ウィテカー(演:ロバート・デ・ニーロさん)】
フロイト曰く、「愛と仕事が人生の全て」。
私はリタイアし、妻に先立たれ、今は時間を持て余している。
妻が死んで三年半、とても寂しい。
隠居生活はやること探しの毎日だ。
最初は、悠々自適の怠けた生活を楽しんだ。
たまったマイレージで海外旅行。
だが、どこへ行っても、帰った途端、虚しさを覚える。
振り払うには動き続けること。
どこでもいい、家の外に出よう。
雨でも、7時15分にスタバへ。
(現役のビジネスマンと相席をするなど、)社会の一部になった気がする。
●
【ジュールズ・オースティン (演:アン・ハサウェイさん)】
(飲み過ぎて嘔吐し、ベンに介抱される)
みっともない姿を見せてごめん。
【ベン】
いいんだよ。
気分は?
【ジュールズ】
飲む前に何も食べなかったせいね。
もう大丈夫。
ありがとう。
(ベンの肩にもたれる)
【ベン】
(・・・)
【ジュールズ】
一分だけ(このままにさせて)。
最悪の一日の締めくくりだから。
【ベン】
ストレスが大きかったろう。
【ジュールズ】
どうしていつも良い言葉を言えるの?
正しい時に、正しい行動。
すご過ぎる。
【ベン】
(・・・)
少し休んで。
【ジュールズ】
そうする。
ありがとう。