2017年06月22日
【洋画】「ケープ・フィアー/Cape Fear」(1991)
[ひと言感想]
他者の恨みを買わずに生きるのは、困難なのは勿論、無理ではないか。
なぜか。
本作品から再考するに、近因は他者と利害が完全一致し得ないから、そして、根因は他者と信念、価値観が完全一致し得ないから、である。
たしかに、サムが依頼人のマックスの利益を最優先せず、逸失利益の可能性を残したのは、弁護士の本分を逸脱した過失であり、恨みを買うのも当然である。
しかし、それは、結果的には無駄かつ逆効果と成った訳だが、法律家の信念が多分に影響したであろう、自身の社会正義、社会平和を最優先したからであり、社会全体最適的かつ中長期的視点では全くの過失とは言えない。
昨今、価値観の多様性が一層叫ばれており、私も肯定する。
ただ、オモテヅラだけ肯定する人を増やすと、却って恨みを社会的に蔓延させる羽目に成りはしまいか。
他者の恨みを買わずに生きるのは、困難なのは勿論、無理ではないか。
なぜか。
本作品から再考するに、近因は他者と利害が完全一致し得ないから、そして、根因は他者と信念、価値観が完全一致し得ないから、である。
たしかに、サムが依頼人のマックスの利益を最優先せず、逸失利益の可能性を残したのは、弁護士の本分を逸脱した過失であり、恨みを買うのも当然である。
しかし、それは、結果的には無駄かつ逆効果と成った訳だが、法律家の信念が多分に影響したであろう、自身の社会正義、社会平和を最優先したからであり、社会全体最適的かつ中長期的視点では全くの過失とは言えない。
昨今、価値観の多様性が一層叫ばれており、私も肯定する。
ただ、オモテヅラだけ肯定する人を増やすと、却って恨みを社会的に蔓延させる羽目に成りはしまいか。