2017年01月26日
【邦画】「奇跡のリンゴ」(2013)
[ひと言感想]
農薬を使わないリンゴの栽培法は、是非や善悪はさておき、使うことが前提の既存の栽培法に真っ向異を唱える点で、かつての地動説に通じるイノベーションなのだろう。
「ここで自分が諦めることは、人類が諦めること」。
成る程、正に首をくくる寸前まで行った木村秋則さんをイノベーションのゴールへ後押しし続けたのは、一番は悪意のない、天然かつ門外漢ならではの不遜なのだろう。
イノベーションの女神がゴールで微笑むのは、一番の親友に見放されようとしている最中、こう断言できる人だけなのだろう。
農薬を使わないリンゴの栽培法は、是非や善悪はさておき、使うことが前提の既存の栽培法に真っ向異を唱える点で、かつての地動説に通じるイノベーションなのだろう。
「ここで自分が諦めることは、人類が諦めること」。
成る程、正に首をくくる寸前まで行った木村秋則さんをイノベーションのゴールへ後押しし続けたのは、一番は悪意のない、天然かつ門外漢ならではの不遜なのだろう。
イノベーションの女神がゴールで微笑むのは、一番の親友に見放されようとしている最中、こう断言できる人だけなのだろう。
【木村秋則(演:阿部サダヲさん)】
(※突き飛ばされ、地面に転がる)
い、いて・・・
【親友(演:池内博之さん)】
この、カマド(竃)消しが!
いいべさアキノリ、(無農薬のリンゴ栽培なんて)いい加減、諦めろ。
【秋則】
オラが諦めるってことはよ・・・
【親友】
あ??
【秋則】
ここでオラが諦めるってことは、それは、人類が諦めるってことだ。
【親友】
いいべな、それで。
人類はこれまでも、これからも、ずっと農薬使ってリンゴば育てるんだ。
それでいいべさ。
なして、駄目なのさ。
子どもにこった恥かかせて、何が人類よ。
【秋則】
(※三等分された消しゴムを目の前に突きつけられる)
【親友】
オラの娘が、(アキノリの娘の)ヒナちゃんさ、あげた消しゴムだ。
それば、ヒナちゃんが妹たちさ、切ってあげた消しゴムだ。
その話ば聞いて、オラは可哀想で可哀想で・・・
一体誰のための挑戦だ?
(アキノリの妻の)ミエコちゃんのためだって言って、自分のためでねえか!
ただの自己満足でねえか!
これ以上、友だちではいられねえ。