【洋画】「39歳からの女性がモテる理由/Flirting with Forty」(2008)【邦画】「SOUL RED 松田優作」(2009)

2017年01月26日

【邦画】「奇跡のリンゴ」(2013)

[ひと言感想]
農薬を使わないリンゴの栽培法は、是非や善悪はさておき、使うことが前提の既存の栽培法に真っ向異を唱える点で、かつての地動説に通じるイノベーションなのだろう。
「ここで自分が諦めることは、人類が諦めること」。
成る程、正に首をくくる寸前まで行った木村秋則さんをイノベーションのゴールへ後押しし続けたのは、一番は悪意のない、天然かつ門外漢ならではの不遜なのだろう。
イノベーションの女神がゴールで微笑むのは、一番の親友に見放されようとしている最中、こう断言できる人だけなのだろう。


奇跡のリンゴ DVD(2枚組)
出演:阿部サダヲ、菅野美穂、山崎努
監督:中村義洋 
東宝
2013-12-20




【木村秋則(演:阿部サダヲさん)】
(※突き飛ばされ、地面に転がる)
い、いて・・・

【親友(演:池内博之さん)】
この、カマド(竃)消しが!
いいべさアキノリ、(無農薬のリンゴ栽培なんて)いい加減、諦めろ。

【秋則】
オラが諦めるってことはよ・・・

【親友】
あ??

【秋則】
ここでオラが諦めるってことはそれは、人類が諦めるってことだ。

【親友】
いいべな、それで。
人類はこれまでも、これからも、ずっと農薬使ってリンゴば育てるんだ。
それでいいべさ。
なして、駄目なのさ。
子どもにこった恥かかせて、何が人類よ。

【秋則】
(※三等分された消しゴムを目の前に突きつけられる)

【親友】
オラの娘が、(アキノリの娘の)ヒナちゃんさ、あげた消しゴムだ。
それば、ヒナちゃんが妹たちさ、切ってあげた消しゴムだ。
その話ば聞いて、オラは可哀想で可哀想で・・・
一体誰のための挑戦だ?
(アキノリの妻の)ミエコちゃんのためだって言って、自分のためでねえか!
ただの自己満足でねえか!
これ以上、友だちではいられねえ。


kimio_memo at 06:31│Comments(0)TrackBack(0) 映画 

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