2016年12月19日
【邦画】「橋のない川」(1992)
[ひと言感想]
劇中、穢多の差別を「秩序」で肯定し、その否定を「僻み」と断じるさまがあったが、このロジック、および、やり口は今も、否、残念ながら未来も、健在だろう。
なぜか。
我々人間は自己肯定が欠かせず、それには、多数決的にコンセンサスが得られ易いこのやり口で特定の他者を劣等視するのが、有効かつ手っ取り早いからだ。
差別の問題は人間の本性の問題で、対処は個別かつ都度的に執り行われる他ないのだろう。
ともあれ、本作品は「啓発映画」に分類されるのだろうが、特有の暗い印象が稀少なばかりか、爽快感さえうかがえた。
成る程、啓発の趣旨は問題の解決行動の促進で、それには、問題の暗さを対象者にダメ押しするより、解決行動の爽快さを教示するのが、有効かつ手っ取り早いのかもしれない。
劇中、穢多の差別を「秩序」で肯定し、その否定を「僻み」と断じるさまがあったが、このロジック、および、やり口は今も、否、残念ながら未来も、健在だろう。
なぜか。
我々人間は自己肯定が欠かせず、それには、多数決的にコンセンサスが得られ易いこのやり口で特定の他者を劣等視するのが、有効かつ手っ取り早いからだ。
差別の問題は人間の本性の問題で、対処は個別かつ都度的に執り行われる他ないのだろう。
ともあれ、本作品は「啓発映画」に分類されるのだろうが、特有の暗い印象が稀少なばかりか、爽快感さえうかがえた。
成る程、啓発の趣旨は問題の解決行動の促進で、それには、問題の暗さを対象者にダメ押しするより、解決行動の爽快さを教示するのが、有効かつ手っ取り早いのかもしれない。
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