【第29期竜王戦第二局】丸山挑戦者、渡辺穴熊玉を一撃で仕留め、1-1に【洋画】「オール・ユー・ニード・イズ・キル/Edge of Tomorrow」(2014)

2016年11月10日

【第29期竜王戦第三局】丸山挑戦者、持ち時間残り2分の開戦で連勝、2-1に

[ひと言感想]
勝者の丸山忠久挑戦者が開戦に踏み切ったのは、8時間の持ち時間をほぼ使い切った、残り2分の時だった(※渡辺明竜王は57分)。
元名人かつ長考派で知られる丸山挑戦者のこと、これは勝算を確信してのことに違いないが、同じ元名人かつ「長考力」の著者の佐藤康光九段をして「すごい時間の使い方」と言わせしめるのだから、本当にすごく、また、考えさせられる。
開戦の是非は、成功の可否と同様、机上(事前の思考)で決まるのだろう。
机上の肝は、構想の精緻化、そして、確信化かもしれない。


★2016年11月7、8日催行
http://live.shogi.or.jp/ryuou/
http://kifulog.shogi.or.jp/ryuou/29_03/
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/29/ryuou201611070101.html
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20161108-OYT1T50100.html



70手目、△2六角

16時51分、小気味いい手つきで角を出た。先手のビッグ4が未完成なので、嫌みな揺さぶりだ。丸山はどうやって角成りを受けるか。
「▲6九飛と▲6六角、どちらもあります。▲6九飛は△2五桂▲7五歩、▲6六角は△4三飛▲6九飛でどうでしょうかしかし丸山さん、指さないですね。すごい時間の使い方です」(佐藤康九段)
17時9分、丸山はあぐらになった。手を止めてから17分が経っている。14時ごろの控室では「秒読みの中盤戦かも」という冗談が聞こえたが(64手目△4一飛のコメント参照)、本当に実現しそうだ。
17時13分、丸山は残り10分を切った。

※棋譜コメント(↓)から転載
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/29/ryuou201611070101.html



kimio_memo at 07:41│Comments(0)TrackBack(0) 将棋タイトル戦 | -竜王戦

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