2016年10月07日
【第64期王座戦第三局】羽生王座、糸谷挑戦者をストレートで負かし5連覇、タイトル通算97期
[ひと言感想]
本局は前例があるようだが、基本、「獣道(⇔高速道)」に基づく「力将棋(⇔研究将棋)」だ。
それは、定跡の確立されていない「型破り」な将棋で、「自由」を信条とする糸谷哲郎挑戦者の真骨頂が発揮されて然るべきだったが、完全には至らなかった。
私は、糸谷ヲタとしてこの原因、並びに、三連敗ストレート負けの原因を妄想するに、七年前、同様に羽生善治王座に三連敗ストレート負けを喫した、同じ森門下である山崎隆之八段の、実力に不似合い過ぎる直近実績の原因を重ね、挙句、「普通人化」ないし「常識人化」に行き着いた。
彼らが以前滅法強かったのは、両者共滅法「変人」ないし「非常識人」で、他の棋士と異なる思考態度を選好し、「自由」で「型破り」な将棋を伸び伸びと悪びれず指していたからだ。
たしかに、誰しも実績者に成れば、人前に出る機会が激増し、空気を読みかつ他者に迎合する技を会得する必要があるが、それで独自の思考態度が「普通」、「常識」化してしまい、肝心の強み(≒競合優位)を失っては元も子もない。
持続的な実績者は「変わり者」であって然るべきであり、我々凡人はそれを肯定する必要がある。
私は、元来の羽生ヲタ(笑)としては、羽生王座の5連覇とタイトル獲得通算100期二向聴(笑)に拍手喝采するばかりだが、糸谷ヲタとしては、ダニーの「変わり者」とタイトル復位を願うばかりだ。
★2016年10月4日催行
http://live.shogi.or.jp/ouza/
http://kifulog.shogi.or.jp/ouza/64_03/
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/64/ouza201610040101.html
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO08009080U6A001C1CR8000/ (魚拓)
本局は前例があるようだが、基本、「獣道(⇔高速道)」に基づく「力将棋(⇔研究将棋)」だ。
それは、定跡の確立されていない「型破り」な将棋で、「自由」を信条とする糸谷哲郎挑戦者の真骨頂が発揮されて然るべきだったが、完全には至らなかった。
私は、糸谷ヲタとしてこの原因、並びに、三連敗ストレート負けの原因を妄想するに、七年前、同様に羽生善治王座に三連敗ストレート負けを喫した、同じ森門下である山崎隆之八段の、実力に不似合い過ぎる直近実績の原因を重ね、挙句、「普通人化」ないし「常識人化」に行き着いた。
彼らが以前滅法強かったのは、両者共滅法「変人」ないし「非常識人」で、他の棋士と異なる思考態度を選好し、「自由」で「型破り」な将棋を伸び伸びと悪びれず指していたからだ。
たしかに、誰しも実績者に成れば、人前に出る機会が激増し、空気を読みかつ他者に迎合する技を会得する必要があるが、それで独自の思考態度が「普通」、「常識」化してしまい、肝心の強み(≒競合優位)を失っては元も子もない。
持続的な実績者は「変わり者」であって然るべきであり、我々凡人はそれを肯定する必要がある。
私は、元来の羽生ヲタ(笑)としては、羽生王座の5連覇とタイトル獲得通算100期二向聴(笑)に拍手喝采するばかりだが、糸谷ヲタとしては、ダニーの「変わり者」とタイトル復位を願うばかりだ。
★2016年10月4日催行
http://live.shogi.or.jp/ouza/
http://kifulog.shogi.or.jp/ouza/64_03/
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/64/ouza201610040101.html
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO08009080U6A001C1CR8000/ (魚拓)