【邦画】「ソロモンの偽証」(2015)【第57期王位戦第二局】羽生王位、木村挑戦者の勢いを封じ、1-1に

2016年08月08日

【第87期棋聖戦/第五局】羽生棋聖、永瀬挑戦者を作戦負けに陥らせ、防衛

[ひと言感想]
本局が根本的に羽生善治棋聖の作戦勝ちなのか、それとも永瀬拓矢挑戦者の作戦負けなのかは不明だが、結果的に永瀬挑戦者が作戦負けに陥ったのは確かだろう。
とはいえ、負けはしたものの永瀬挑戦者の指し回し、ないし、頑張りには感心した。
この、タイトル初獲得のかかった最終局で、過ちを公然と認め、手損覚悟で右玉に組み替えたこと。
また、不発に終わったものの、95手目に▲4五歩の勝負手を残したこと。
これがその理由だ。

私は羽生ヲタだが、今回の羽生棋聖の防衛、及び、タイトル通算獲得数の更新(95期)は、フォーム改造の真っ只中、かつ、自責に同等に従順な挑戦者との決着ゆえ、正直嬉しいというより安堵している。
強者になる、強者で居続ける、ということは、いつでも、どんな時でも、誰に対しても、自己のネガティブにポジティブになる、ポジティブであり続ける、ということなのだろう。


★2016年8月1日催行
http://live.shogi.or.jp/kisei/
http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/87_05/
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/87/kisei201608010101.html
http://www.sankei.com/life/news/160801/lif1608010036-n1.html (魚拓
http://www.sankei.com/life/news/160802/lif1608020011-n1.html (魚拓



■局後の感想

95手目、▲5七同銀
5七同銀に代えて▲4五歩と突く手もあった以下△6八金▲4四歩△5八金▲同銀の局面。(1)△5七桂成は▲4三歩成△4七銀▲3七玉で先手玉が寄らない。(2)△4八金も▲3七玉で先手よし。(3)△2七銀▲同馬△4八金▲3七玉△2七香成▲同玉△3八角▲1八玉△5八金▲2八金△2七銀▲同金△4九金が△2七角成▲同玉△2九飛からの詰めろで、後手の勝ち筋。
▲5八同銀の局面を「▲4三歩成がほぼ受けなしなので攻めるしかないです」と羽生。「主軸で考えてはいなかったです。何か勘違いがあったのかもしれない」と永瀬。

※棋譜コメント(↓)から転載
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/87/kisei201608010101.html



kimio_memo at 07:20│Comments(0)TrackBack(0) 将棋タイトル戦 | -棋聖戦

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