2016年04月06日
【洋画】「卒業/The Graduate」(1967)
[ひと言感想]
劇中でとりわけ不明なのは、ロビンソン夫人の思考だ。
その最たるは、元愛人のベンジャミンが娘のエレーヌを奪いに教会へ来た時だ。
ベンジャミンを目の当たりにした刹那は、笑顔を浮かべ、制止すべく席を立った夫を「もう遅いわ」と一旦制止しながら、もみくちゃの中、エレーヌが付いて行こうと決心すると、「もう遅いのよ」と往復ビンタして制止を試みた。
このロビンソン夫人の一連の思考は、もはや理解を超えている。
ただ、エンドクレジットで最初に流れる俳優はダスティン・ホフマンではなく、ロビンソン夫人のアン・バンクロフトだ。
原題の「The Graduate」は「卒業生」の意だが、本作品の描く卒業生の最たるは、顰蹙覚悟で不毛な結婚、人生から卒業したロビンソン夫人なのかもしれない。
劇中でとりわけ不明なのは、ロビンソン夫人の思考だ。
その最たるは、元愛人のベンジャミンが娘のエレーヌを奪いに教会へ来た時だ。
ベンジャミンを目の当たりにした刹那は、笑顔を浮かべ、制止すべく席を立った夫を「もう遅いわ」と一旦制止しながら、もみくちゃの中、エレーヌが付いて行こうと決心すると、「もう遅いのよ」と往復ビンタして制止を試みた。
このロビンソン夫人の一連の思考は、もはや理解を超えている。
ただ、エンドクレジットで最初に流れる俳優はダスティン・ホフマンではなく、ロビンソン夫人のアン・バンクロフトだ。
原題の「The Graduate」は「卒業生」の意だが、本作品の描く卒業生の最たるは、顰蹙覚悟で不毛な結婚、人生から卒業したロビンソン夫人なのかもしれない。