【邦画】「ふしぎな岬の物語」(2014)【洋画】「クラウド アトラス/Cloud Atlas」(2012)

2016年01月27日

【第65期王将戦/第二局】郷田王将の自壊で羽生挑戦者1-1のタイに

[ひと言感想]
正直、本局は羽生善治挑戦者が勝利したと言うより、郷田真隆王将が自壊した印象です。
何が郷田王将を自壊させたのか。
「序盤(挑戦者に)端の位を取られ(≒9筋を先攻され)、攻め合いでは分が悪い」。
77手目、羽生挑戦者の厳しい▲6三歩にあっさり同歩と応じた当時の思いを、郷田王将はこの旨述懐しており、後悔と悲観のスパイラルに陥っておられたように窺えます。
「悔いはあるが、後悔はない」。
昨年引退なさった山本昌元投手は著書でこの旨仰っていましたが、私は本意を「あの時こうしておけばよかったという『悔い』はあるが、その『悔い』を引きずる『後悔』はない」と理解しました。



プロフェッショナルであればあるほど「悔い」はあって当然ですが、成る程、「後悔先に立たず」であるからして、プロフェッショナルといえども、否、プロフェッショナルだからこそ「後悔」は、それもとりわけ勝負の最中では、あってはいけないのでしょう。
後悔は、郷田王将に似つかわしくないのは勿論、そもそも「らしく」ありません。
第三局での郷田王将の改心、心機一転を期待するばかりです。


★2016年1月24、25日催行
http://mainichi.jp/feature/shougi/ohsho/
http://kifulog.shogi.or.jp/ousho/65_02/
http://mainichi.jp/oshosen-kifu/160124.html
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2016/01/26/kiji/K20160126011925300.html


■棋譜コメント/局後の感想

77手目、▲6三歩
次の△6三同金が粘りを欠いた。代えて△7二金▲6五銀△同桂▲7三銀△同金▲同角成に(1)△6六歩は▲6二歩成△6七歩成▲同飛△6九銀▲6三馬△7八銀成▲同玉△6八金▲同飛△同馬▲同玉で、そこで△5六桂があるものの、先手玉に寄りはない。ただし(2)△6九銀なら、以下▲7九金△5八銀成▲6二歩成△6八成銀▲同金上で、しっかり調べると先手がよさそうとされたが、後手からは△9六桂もあって大変なところもあった。
「△6九銀の変化は▲7九金とされてだめと即断しました。そうか△5八銀成ですか。でもいずれにしても△6三同金は淡白でしたね。当然△7二金とするべきところでした」(郷田)
「こちらは△7二金なら、▲6五銀△同桂▲7三銀とするしかないです。それで大変と思っていました」(羽生)
郷田は端の位の大きさがずっと気になっていて攻め合いは相当勝てないと思っていたとのこと。次の△6三同金で形勢は一気に羽生に傾き、ここから先は調べられなかった。
感想戦は18時25分ごろ終了した。

※棋譜コメント(↓)から転載
http://mainichi.jp/oshosen-kifu/160124.html



kimio_memo at 09:00│Comments(0)TrackBack(0) 将棋タイトル戦 | -王将戦

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