2015年09月08日
【邦画】「肉弾」(1968)
[ひと言感想]
「兵隊は特攻の時、『天皇陛下万歳!』ではなく、『お母さーん!』って言ってた」。
母は生前こう折に触れ言っていましたが、彼らの内、母親ではなく、主人公の様に自分だけの美しい観音様を想っていたのは、果たしてどれ程居たのでしょう。
戦争の大罪の一つは、幸福の何たるかや人生の意義に無自覚、無理解な若者を日常から引っ張り出し、非日常の最前線の盾にしてしまうことかもしれません。
「兵隊は特攻の時、『天皇陛下万歳!』ではなく、『お母さーん!』って言ってた」。
母は生前こう折に触れ言っていましたが、彼らの内、母親ではなく、主人公の様に自分だけの美しい観音様を想っていたのは、果たしてどれ程居たのでしょう。
戦争の大罪の一つは、幸福の何たるかや人生の意義に無自覚、無理解な若者を日常から引っ張り出し、非日常の最前線の盾にしてしまうことかもしれません。
kimio_memo at 07:10│Comments(0)│
│映画