【邦画】「八つ墓村」(1977)【人生】「思考力の方法 ―『聴く力』篇」外山滋比古さん

2015年06月17日

【第86期棋聖戦/第二局】豊島挑戦者、羽生棋聖の矢倉真理探究に打ち克ち、一勝を上げる

[ひと言感想]
豊島将之挑戦者が90手目、△3四銀と▲3四歩をがっちり先受けし、羽生善治棋聖の猛チャージを一手振り切ったのは見事のひと言ですが、羽生棋聖が対局早々23手目、▲3五歩と▲3七銀とせず先攻し、矢倉先手の利と真理を温故知新的に探究したのは感心のひと言です。
実力者が長く実力者で在り続けられるのは、現在の地位を脅かすべき場面でさえ、否、そんな場面だからこそ、結果より真理を積極的かつ全方位的に探究することが大きいに違いありません。


★2015年6月16日催行
http://live.shogi.or.jp/kisei/
http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/86_02/
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/86/kisei201506160101.html



23手目、▲3五歩
「あっ、おおっ。そうですか。これは私もやったりやられたりしましたわ。やはり流行形でなく、やや力戦調の将棋になりますね。今シリーズは」と井上九段▲3五歩では▲6七金右や▲3七銀が多いが、最近は後手も十分戦える。そこで先手が工夫することが増えてきた。本局や第1局もその流れによるものだ。
▲3五歩は公式戦で171局指され、先手の87勝79敗(3千日手2持将棋)羽生がこの▲3五歩を指したのは2002年7月のJT杯対森下卓九段戦以来。先手で2勝0敗、後手では1勝1敗。豊島は昨年11月の王将戦深浦康市九段戦で後手を持って負け。
「△6四角か△3五同歩か。この形は△3五同歩▲同角△5三銀が有力な対抗策かと思っているんですけどね」と井上九段。 

90手目、▲3四銀
▲3三桂成△同角に▲3四歩を事前に防ぎながら催促している攻防兼備の一手だ。△3三同角の局面は「冷静に見ると後手やれそう」とニコニコ生放送の松尾七段。残り時間は▲羽生44分、△豊島15分。

※棋譜コメント(↓)から転載
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/86/kisei201506160101.html






kimio_memo at 07:26│Comments(0)TrackBack(0) 将棋タイトル戦 | -棋聖戦

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