【人生】「思考力の方法 ―『聴く力』篇」外山滋比古さん【邦画】「赤線地帯」(1958)

2015年06月22日

【邦画】「孤高のメス」(2010)

[ひと言感想]
理想とは、望むものでも追うものでもなく、行い、果たすもの、そして、疑わないものなのでしょう。
孤高とは、理想に純粋な人生のてん末であり、また、表象なのでしょう。
道理で、孤高な人は美しい。


孤高のメス
出演:堤真一、夏川結衣、柄本明、生瀬勝久、松重豊、余貴美子
監督:成島出
2013-11-26




【野本医師(演:生瀬勝久さん)】
アイツ(=当麻医師)の退職届が受理されました。
まあ、当然の結果ですよ。
功名心のためなら、ルールもへったくれも無いんですからねー。
へへ。

【実川教授(演:松重豊さん)】
(野本に書類を手渡す)

【野本】
(これは)何ですか?

【実川】
(当麻が肝移植をした)大川さんのカルテです。

【野本】
どうしてこれを?

【実川】
当麻先生と約束していたんです。
彼が去った後、大川さんのフォローは私が引き受けると。

【野本】
どうしてですか?
どうして先生がアイツの尻拭いをするんですか?

【実川】
野本先生。
あなたの身辺には色々な噂がある。
がん患者は放置し、大学にも送らず、その上家族に虚偽の説明をし、転移の無かったガンなのに手遅れだったと。
医師として許されることではありません。

【野本】
出鱈目です。

【実川】
出鱈目かどうかは倫理委員会が明らかにするでしょう。

【野本】
(無言)

【実川】
当麻君のメスには野望や邪心など無かった。
売名としての医療行為を目指していたのは、僕の方かもしれない。
彼のメスは純粋で、孤高なんだよ


kimio_memo at 06:51│Comments(0) 映画 

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【人生】「思考力の方法 ―『聴く力』篇」外山滋比古さん【邦画】「赤線地帯」(1958)