2015年06月22日
【邦画】「孤高のメス」(2010)
【野本医師(演:生瀬勝久さん)】
アイツ(=当麻医師)の退職届が受理されました。
まあ、当然の結果ですよ。
功名心のためなら、ルールもへったくれも無いんですからねー。
へへ。
【実川教授(演:松重豊さん)】
(野本に書類を手渡す)
【野本】
(これは)何ですか?
【実川】
(当麻が肝移植をした)大川さんのカルテです。
【野本】
どうしてこれを?
【実川】
当麻先生と約束していたんです。
彼が去った後、大川さんのフォローは私が引き受けると。
【野本】
どうしてですか?
どうして先生がアイツの尻拭いをするんですか?
【実川】
野本先生。
あなたの身辺には色々な噂がある。
がん患者は放置し、大学にも送らず、その上家族に虚偽の説明をし、転移の無かったガンなのに手遅れだったと。
医師として許されることではありません。
【野本】
出鱈目です。
【実川】
出鱈目かどうかは倫理委員会が明らかにするでしょう。
【野本】
(無言)
【実川】
当麻君のメスには野望や邪心など無かった。
売名としての医療行為を目指していたのは、僕の方かもしれない。
彼のメスは純粋で、孤高なんだよ。
kimio_memo at 06:51│Comments(0)│
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