2015年05月01日
【邦画】「男はつらいよ 第17作 寅次郎夕焼け小焼け」(1976)
[ひと言感想]
「あの時、ああすれば良かったなあ」。
「あの時、どうしてあんなことしてしまったんだろう」。
たしかに、志乃さんが仰るように、人生に後悔は付き物であり、人は生涯後悔の奴隷です。
私たちは日々合理的かつ潔い決断に励み、下したそれを信じるほかありません。
寅次郎の青観への頼みは、非常識かつ滅茶苦茶です。
とりわけ青観のように、心身の切り売りではない所で仕事をしている人、働いている人には、無礼千万も良い所です。
しかし、「働くこと」が「傍を楽にすること」、もっと言えば、「他者を助けること」であるのも真理であり、困り果てた人を救うためだけに「働くこと」、青観においては「絵を描くこと」も、時にあり得るのかもしれません。
寅次郎の、仕事そっちのけの人生は、突き詰めて言えば、他者を助けてばかりで自分を全く助けない(笑)人生は、後悔待ったなしに違いありませんが、救える他者を、それも「袖振合った」縁者を全く救わず、只管自分を助けるためだけに仕事をする人生も、後悔は待たないのかもしれません。
「あの時、ああすれば良かったなあ」。
「あの時、どうしてあんなことしてしまったんだろう」。
たしかに、志乃さんが仰るように、人生に後悔は付き物であり、人は生涯後悔の奴隷です。
私たちは日々合理的かつ潔い決断に励み、下したそれを信じるほかありません。
寅次郎の青観への頼みは、非常識かつ滅茶苦茶です。
とりわけ青観のように、心身の切り売りではない所で仕事をしている人、働いている人には、無礼千万も良い所です。
しかし、「働くこと」が「傍を楽にすること」、もっと言えば、「他者を助けること」であるのも真理であり、困り果てた人を救うためだけに「働くこと」、青観においては「絵を描くこと」も、時にあり得るのかもしれません。
寅次郎の、仕事そっちのけの人生は、突き詰めて言えば、他者を助けてばかりで自分を全く助けない(笑)人生は、後悔待ったなしに違いありませんが、救える他者を、それも「袖振合った」縁者を全く救わず、只管自分を助けるためだけに仕事をする人生も、後悔は待たないのかもしれません。
【青観(演:宇野重吉さん)】
静かだなあ。
【志乃(演:岡田嘉子さん)】
へえ。
でも、あんまり静かなんも、一人暮らしには寂しゅうて。
【青観】
お志乃さん。
【志乃】
へえ。
【青観】
申し訳ない。
(頭を下げる)
【志乃】
どないして?
【青観】
僕は・・・あなたの人生に責任がある。
【志乃】
和夫さん、昔とちっとも変わらしまへんなあ、その言い方。
【青観】
いや、し、しかし、僕は後悔してるんだ。
【志乃】
じゃあ、仮にですよ、あなたがもう一つの生き方をなすっとったら、ちっとも後悔しないで済んだと言い切れますか?
【青観】
(無言)
【志乃】
私、この頃よく思うの、人生に後悔は付き物なんじゃないかしらって。
「あーすりゃ良かったなあ」っていう後悔と、もう一つは、「どうしてあんなことしてしまったんだろう」という後悔・・・。
【青観】
(無言)
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