【邦画】「男はつらいよ 第9作 柴又慕情」(1972)【邦画】「小さいおうち」(2014)

2015年03月16日

【第64期王将戦/第五局】渡辺王将、郷田挑戦者の新手をかわし、防衛に王手

[ひと言感想]
なんと、50手目、郷田真隆挑戦者の新手△6三歩は、勝利の果実は呼び込めなかったものの、女神は呼び込んでいたようです。
というのも、76手目、渡辺明王将の猛攻に△1三玉としていれば、果実を呼び込めた可能性があるからです。
イノベーションの難しさは、成功の果実を得ること以上に、その因果を解明することです。


★2015年3月12、13日催行
http://mainichi.jp/feature/shougi/ohsho/
http://kifulog.shogi.or.jp/ousho/64_05/
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/65ddd313fdef0297e1bb6578d49faf6f



局後の感想

50手目△6三歩
郷田は棋王戦で指された△7五歩に疑問を持っていた。「△6三歩は考えていた手」と郷田。

76手目、△3四同金
△1三玉だった以下▲4一角成△2五馬▲3二馬△3四馬と進むと、渡辺はすぐにポンと▲3五歩と打った。ところが、(本局立会人の)田中(寅彦)九段に△7六桂(▲同銀は△7八馬から詰み)を指摘されて「ひぇー、見えていない」と渡辺が声を上げた。郷田はうなだれ「簡単な手が見えなかった」と嘆いた。△7六桂を食っては先手負けだ。対局者はともに△7六桂の筋に気づかなかった。▲3五歩以外は後手を引くことになるので、先手が苦しいとされた。△3四同金は好機を逸した。

※棋譜コメント(↓)から転載
http://mainichi.jp/feature/shougi/ohsho/etc/64/150312.html


76手目△3四同金に関する田中寅彦立会人のツイート





kimio_memo at 07:33│Comments(0)TrackBack(0) 将棋タイトル戦 | -王将戦

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