【NHK】「あさイチ」小池栄子さん【邦画】「故郷」(1972)

2015年03月10日

【第40期棋王戦第三局】渡辺棋王、当時の最善寄せの▲5二歩を敢行し、羽生挑戦者を3-0で退ける

〔ひと言感想〕
97手目、渡辺明棋王の▲5二歩は寄せの妙手でしたが、その後7八銀という、更なる逆転の妙手が羽生善治挑戦者の手中に宿っていました
渡辺棋王はその怖れを直感しつつも、最終盤ゆえ真偽が読み切れず、▲5二歩を敢行しました。
私は、当時の最善を尽くし、挙句、最強挑戦者の挑戦を3-0で退けた渡辺棋王に、心から拍手を送る所存です。
妄想ですが、もはや渡辺棋王は、「運命は勇者に微笑む」との羽生挑戦者の座右の銘を我が物にしているのかもしれません。

また、▲6四角→▲7五角→▲6六角と牽制対象を飛車から王様へと適宜変化させ、局面を終始リードした、渡辺棋王の「いつもの」シンプルで分かり易い構想とその実現力にも、心から拍手を送る所存です。
実力の本質は単純化かもしれません。


★2015年3月8日催行
http://live.shogi.or.jp/kiou/
http://kifulog.shogi.or.jp/kiou/40_03/
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/40/kiou201503080101.html



■局後の感想

ここで△7八銀(△7九馬以下の詰めろ)なら後手が勝っていた▲同玉は△5六馬が王手竜取りなので▲3一金△5二玉▲3二竜と迫るしかないが△4二金で詰めろ竜取りになってしまい、うまい返し技がない。
戻って▲5二歩のところで▲6三歩成も△5六馬▲5二金△同飛▲同と△同玉▲3二竜△4二金打▲8二飛△6二桂▲3一竜△4一金が一例で後手が有望。他にも変化は多いものの、先手良しといえるものは見つからなかった。
「▲6三歩成は不透明な変化が多くて指し切れず▲5二歩にしたのですが、△7八銀の変化は読み切れていなかった。しかしどうもこれは、負けですね。戻って別の手段が必要だったかもしれませんが、ちょっと簡単には分からないですね」(渡辺)
「△5六馬で△7八銀なら勝ちがあったんですね。ここが一番重要な局面だったということですか」(羽生)
感想戦はこの局面で19時55分頃に終了した。

★棋譜コメント(↓)から転載
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/40/kiou201503080101.html



渡辺棋王の角の移動(▲6四角→▲7五角→▲6六角)に対する深浦康市解説者のコメント








kimio_memo at 07:20│Comments(0) 将棋タイトル戦 | -棋王戦

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