2015年02月10日
【邦画】「そして父になる」(2013)
[ひと言感想]
良多(演:福山雅治さん)が当初血縁を選好したのは、父、良輔(演:夏八木勲さん)が元凶ではないでしょうか。
幼い良多は、なぜ自分は継母に育てられねばいけないのか、なぜ自分には本当の母親が居ないのか、良輔に納得させてもらえず、「所詮、自分にとって良輔は、また、子どもにとっての父親とは、この程度の存在なのだ」と絶望、諦観した。
大人に成った良多は、培った自主自立の精神をエリートビジネスマンまっしぐらで具現し、子どもには自分の二の舞いはさせまいと血縁を与え直したのではないでしょうか。
個人の悪意無き怠慢は、時として負の連鎖を招きます。
そして、オンナコドモが直感、選好するオトコの実力は、資本主義を生き抜くのと真逆の、経済やレバレッジの類と無縁のそれなのでしょう。
壊れたオモチャを直す斎木(演:リリー・フランキーさん)が、すぐ買い換える良多より妻子にモテるのは、そういうことなのでしょう。
資本主義の発展と少子化の拡大は、不可分の関係にあるのかもしれません。
良多(演:福山雅治さん)が当初血縁を選好したのは、父、良輔(演:夏八木勲さん)が元凶ではないでしょうか。
幼い良多は、なぜ自分は継母に育てられねばいけないのか、なぜ自分には本当の母親が居ないのか、良輔に納得させてもらえず、「所詮、自分にとって良輔は、また、子どもにとっての父親とは、この程度の存在なのだ」と絶望、諦観した。
大人に成った良多は、培った自主自立の精神をエリートビジネスマンまっしぐらで具現し、子どもには自分の二の舞いはさせまいと血縁を与え直したのではないでしょうか。
個人の悪意無き怠慢は、時として負の連鎖を招きます。
そして、オンナコドモが直感、選好するオトコの実力は、資本主義を生き抜くのと真逆の、経済やレバレッジの類と無縁のそれなのでしょう。
壊れたオモチャを直す斎木(演:リリー・フランキーさん)が、すぐ買い換える良多より妻子にモテるのは、そういうことなのでしょう。
資本主義の発展と少子化の拡大は、不可分の関係にあるのかもしれません。
kimio_memo at 07:26│Comments(0)│
│映画