2015年01月30日
【邦画】「男はつらいよ 第3作 フーテンの寅」(1970)
[ひと言感想]
寅次郎はなぜ、フーテンであり続けるのか。
なぜ、おいちゃんにバカ呼ばわりされるのか。
本作品を見て改めて思うに、「損得勘定の無い、純粋な利他主義者だから」、もっと言えば、「利他主義を諦めず、絶えず奮闘努力(笑)しているから」、ではないでしょうか。
勿論、寅次郎とて人の子、女房も欲しけりゃ、子どもも欲しい。
しかし、そうした所帯を持つ幸福と、被らねばならない面倒、即ち「利他主義の諦め」を天秤にかけると、やはりフーテンであり続ける以外無いのではないでしょうか。
そして、だからこそ、「つらい」のではないでしょうか。
この世に「アイドル」が絶えないのは、人は誰かに憧れ、時に誰かをバカ呼ばわりすることで、失ったモノへの未練や無い物ねだりと折り合いを付けるクセがあるかもしれません。
寅次郎はなぜ、フーテンであり続けるのか。
なぜ、おいちゃんにバカ呼ばわりされるのか。
本作品を見て改めて思うに、「損得勘定の無い、純粋な利他主義者だから」、もっと言えば、「利他主義を諦めず、絶えず奮闘努力(笑)しているから」、ではないでしょうか。
勿論、寅次郎とて人の子、女房も欲しけりゃ、子どもも欲しい。
しかし、そうした所帯を持つ幸福と、被らねばならない面倒、即ち「利他主義の諦め」を天秤にかけると、やはりフーテンであり続ける以外無いのではないでしょうか。
そして、だからこそ、「つらい」のではないでしょうか。
この世に「アイドル」が絶えないのは、人は誰かに憧れ、時に誰かをバカ呼ばわりすることで、失ったモノへの未練や無い物ねだりと折り合いを付けるクセがあるかもしれません。