【邦画】「男はつらいよ 第48作 寅次郎紅の花」(1995)【経営】「申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。」カレン・フェランさん

2015年01月14日

【第64期王将戦/第一局】渡辺王将、新手を敢行し先勝

[ひと言感想]
局後の談話曰く、新手の▲5五銀左を、郷田真隆挑戦者が「(対局前)潜在的に考えていた」一方、渡辺明王将は「その局面になれば指そうと考えていた」とのこと。
勝敗を決したのは、両者の事前の準備と心構えに思えます。
成果は事前の帰趨に違いありません。


★2015年1月11、12日催行
http://mainichi.jp/feature/shougi/ohsho/
http://kifulog.shogi.or.jp/ousho/64_01/
https://plus.google.com/photos/104086542955423361492/albums/6103584620049411953?authkey=CIelsMSNmOLpuAE
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/1cd529f5e627e139cf4bf2277ad5dc34



新手の59手目▲5五銀左に関するプロ棋士の解説/コメント

15時35分ごろの局面。ここまでの消費時間は▲渡辺2時間30分、△郷田2時間29分。「おーっ、やったねぇ」と高野六段。「さすがに知っていたんですね」と西尾六段。新年早々、渡辺がやってくれた。水面下でこういう手順が研究されているとは恐ろしい時代だ。「初見では指せないですね」と中座七段。▲5五銀左△同銀▲4七銀とは中央でたまりにたまった力を突然フッと抜く感じで、なかなか思い付かない発想だ。
△5五同銀▲4七銀△1三角▲1五歩△6六銀▲1四歩△5七角成▲同金△同銀成(△同銀不成もある)▲4六角△9七桂成! が検討される。▲同玉なら△9二飛で△9五飛と△4七成銀を狙い、▲9七同香なら△8六飛から△4七成銀と取る。ただし、後手も1筋を攻められており大変。▲5七同金に銀を成るか成らないかは難しい。
15時40分、高野六段、西尾六段、安食女流初段は帰るために退室した。郷田はあぐらに崩して熟考する。「▲5五銀左から▲4七銀という、とてもセンスのいい手と銀損の傷みのどちらが大きいか判断しかねます」という中座七段は検討を続けるが、後手がよくなる変化はなかなか出ない。「先手玉は結構広いですね。8五桂は取られそうですが、働いているので微妙です。この一局で定跡ができるかもしれません」と中座七段。
16時13分、青野九段が大盤解説会から戻ってくる。△5五同銀▲4七銀と進んだ局面で次の一手問題を出したという。「▲5五銀左の一発でいきなりよくなるかと言われると分かりませんけど」とのこと。青野九段は△1三角と引く変化で1筋を攻められるのは後手が嫌だという見解で、△5五同銀▲4七銀△7五歩▲4六銀△同銀▲7三角△3七銀不成▲同角△7二飛という手順を示す。席に戻った郷田は大きく息をついた。
17時5分ごろ、「郷田先生、4時間使われました」と吉田五段。郷田が考えている間に日が暮れた。17時30分になった。指さずに封じ手となりそうだ。大変なことになった。郷田がうつむいて考え続けている。ここで封じ手にするメリットは、△5五同銀と指すと渡辺に▲4七銀と指されて、重要な分岐点を封じ手に決めなければならない。いま封じ手にすれば、▲4七銀の局面を一晩考えることができる。渡辺は郷田の大長考に、自分の控室にいてもよさそうだが、あまり席を外さずに座っている。17時50分ごろ、青野九段が対局室に入る。郷田がうなってうつむく。17時57分、郷田が座り直す。18時、青野九段が「時間になりました」と告げると、郷田がすぐ封じ手をする意思を示した。そして、郷田が封じ手の書き方について尋ねる。トップ棋士の郷田でも、2日制のタイトル戦は2009年の名人戦以来約6年ぶり。万が一にも間違えないように聞いたのだった。1日目の消費時間は▲渡辺2時間30分、△郷田4時間54分。郷田は60手目の封じ手に2時間25分使った。対局は12日9時に再開される。

※棋譜コメント(↓)から転載
http://mainichi.jp/feature/shougi/ohsho/etc/64/150111.html




 

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