2014年12月11日
【邦画】「なくもんか」(2009)
[ひと言感想]
「本当に好きでやっているコト」も「断れないからやっているコト」も「嫌われたくないからやっているコト」も、人にひと言で言うと「好きでやっているコト」になります。
しかし、各々の間には深くて暗い河が在り、それはみな感覚的に理解しています。
「『好きでやっているコト』ですから!」と笑顔で応える(であろう)人にコトを求め(続け)るのが確信犯になるか否か。
それは詰まる所、自分がその人の優しさを真に受けられるか否か、そして、その人をあり難い他者として敬愛しているか否か、で決まるのでしょう。
「本当に好きでやっているコト」も「断れないからやっているコト」も「嫌われたくないからやっているコト」も、人にひと言で言うと「好きでやっているコト」になります。
しかし、各々の間には深くて暗い河が在り、それはみな感覚的に理解しています。
「『好きでやっているコト』ですから!」と笑顔で応える(であろう)人にコトを求め(続け)るのが確信犯になるか否か。
それは詰まる所、自分がその人の優しさを真に受けられるか否か、そして、その人をあり難い他者として敬愛しているか否か、で決まるのでしょう。
【祐介(演:瑛太さん)】
しかし、アレですね。
「地球に優しく」って言いますけど、もし僕が地球だったら、逆にプレッシャーですね。
【祐太(演:阿部サダヲさん)】
(※オカマ調で)あら、面白いこと言うわねー!
【祐介】
だって、ほら、僕あんまり、人に優しくされたことないから。
【祐太】
(無言)
【祐介】
今だから言いますけど、今日ウケなかったら僕、引退しようと思ってたんです。
【祐太】
(※マジ声で)祐介・・・
【祐介】
唯一僕を認めてくれた大介兄さんが居なくなっちゃって、まあ「兄さん」って言っても他人なんですけどね、「もう無理かなあ」って、半ば諦めかけてたんですけど、そしたら急に、こんな人が出てきちゃって、なんか、姉さんだか兄さんだか分かんない人が出てきちゃって、もうウケちゃって、正直もう、どうしていいか分かんないです。
【祐太】
ごめん・・・
【祐介】
さっきも言いましたけど、オレ人に優しくされたことがないから、素直に喜べないんだよね。
・・・ああ、すいませんね、空気読めなくて。え
ああ、すいません、みんなで地球に優しくしようとしているとこ、ちっちぇえ話しちゃって。
とりあえず、兄さんだけでも笑っててくんない?
【祐太】
(頷き、笑顔になる)
【祐介】
ねえ、ウザイでしょ、この笑顔。
暴力的でしょ。
ずっとこの調子なんですよ。
なんで・・・なんでそんな笑ってられんの?
【祐太】
(無言)
【祐介】
教えてくれよ。
他所様の家に20年以上厄介になってさ、そこんちの親と子どもと、近所の連中と、オレみたいな・・・オレみたいな薄ら寒い弟の世話まで焼いてくれてさ・・・あり難がられるどころか、ウザがられてさ、なんでそんな笑ってられんの?
なんか、裏があるの?
【祐太】
裏なんかねえよ。
【祐介】
じゃあ、なんだよ。
なんで、そんな優しいんだよ?
【祐太】
決まってんだろ。
【祐介】
なんだよ?
【祐太】
・・・(※またオカマ調に戻って)好きでやってんのよ。
【祐太/祐介】
(※観衆にお辞儀しながら)どうもありがとうございました。
【観衆】
(一同拍手)
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