2014年09月12日
【第55期王位戦第六局】羽生王位、痛恨の受け間違いで、木村挑戦者に二勝目を許す
[ひと言感想]
99手目、木村一基挑戦者が▲2五桂なる鬼手で羽生玉を仕留めたのは天晴でしたが、それが94手目、羽生善治王位が△4一桂ではなく△2一桂と受け間違ったてん末だったことに愕然としました。
勝負は正に紙一重の綱渡りです。
★2014年9月10、11日催行
http://live.shogi.or.jp/oui/
http://kifulog.shogi.or.jp/oui/55_06/
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/55/oui201409100101.html
99手目、木村一基挑戦者が▲2五桂なる鬼手で羽生玉を仕留めたのは天晴でしたが、それが94手目、羽生善治王位が△4一桂ではなく△2一桂と受け間違ったてん末だったことに愕然としました。
勝負は正に紙一重の綱渡りです。
★2014年9月10、11日催行
http://live.shogi.or.jp/oui/
http://kifulog.shogi.or.jp/oui/55_06/
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/55/oui201409100101.html
[局後の感想]
77手目、▲6三歩
恐ろしいことに、この▲6三歩は悪手だった可能性が高いとされた。本譜は先手が勝ったが、感想戦では94手目の△2一桂で△4一桂なら後手勝ちとされた。そのため、戻って先手が手を変えるとすれば、▲6三歩に代えて▲9一馬とするしかなかったという。
94手目、△2一桂
代えて△4一桂なら後手の勝ちとされた。
以下本譜と同様に▲3二金△9五歩▲3三銀成には△1二玉がある。このとき、2一桂だと▲3四馬△同金▲同成銀で後手玉は必至(△3二飛は▲2三金までの詰み)で先手勝勢だが、4一桂なら▲3四馬△同金▲同成銀に△3二飛▲2三金に△2一玉とかわせるため、後手玉が詰まず後手勝勢と結論が逆になる。
※棋譜コメント(↓)から転載
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/55/oui201409100101.html
勝又清和@katsumata陣屋の打ち上げから帰宅。▲2五桂△同歩▲3四馬は、今まで見たこともない、すごい寄せでした。木村八段は△4一桂ならば負けだったことも含めて先の先まで読んでいました。トッププロの将棋を間近で見られて幸せです。弟弟子の高見は観戦記者の小暮さんに捕まったので、これも修行と見捨てました。
2014/09/12 01:18:43