【第63期王将戦/第六局】羽生挑戦者、カド番局で前局の負けた側の戦型を採用し勝利、最終局へ【邦画】「まぼろしの邪馬台国」(2008)

2014年03月17日

【第39期棋王戦第三局】渡辺棋王、安全勝ちを志向せず、▲3三歩と踏み込み、棋王位を見事防衛

〔ひと言感想〕
正直、渡辺明棋王が本局を勝利、棋王位を防衛したことより、59手目の▲3三歩に感心感動しました。
タイトル防衛に王手をかけた本局、しかも、優勢状況下において、安全勝ちを志向せず、かくして飛車切りの強襲を窺わせて踏み込み、白黒決着付けを先延ばししなかったからです。


たしかに、渡辺棋王はそもそも踏み込み上手で、この手は後に際どさを生みますが、かくして絶えず自分の中から余裕を排除し、最善努力を敢行する思考態度、勝負姿勢は、もし本局を敗戦に導いたとしても、次局の、否、未来の数多の勝利を強く導くに違いありません。
プロフェッショナルとは、安全勝ちの誘惑には強く、未来勝ちの誘惑には滅法弱い、合理と自信溢れるリスクテイカーのことかもしれません。


★2014年3月16日催行
http://live.shogi.or.jp/kiou/
http://kifulog.shogi.or.jp/kiou/39_03/
http://live.shogi.or.jp/kiou/kifu/39/kiou201403160101.html 





kimio_memo at 08:07│Comments(0) 将棋タイトル戦 | -棋王戦

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【第63期王将戦/第六局】羽生挑戦者、カド番局で前局の負けた側の戦型を採用し勝利、最終局へ【邦画】「まぼろしの邪馬台国」(2008)