2014年01月16日
【洋画】「アース/Earth」(2007)
〔ひと言感想〕
動物の世界では専ら、身体能力と戦闘能力の低い子どもが獲物にされていました。
自然は本来、弱者に容赦無いのです。
また、象は水を求め、命からがら砂漠を大横断していました。
自然はいつでもどこでも、生き物に水を恵むわけではないのです。
私たち現代文明人は、命や水の存在を当然視しています。
生の源の存在を当然視している所に、私たちの劣化とその理由が窺えます。
動物の世界では専ら、身体能力と戦闘能力の低い子どもが獲物にされていました。
自然は本来、弱者に容赦無いのです。
また、象は水を求め、命からがら砂漠を大横断していました。
自然はいつでもどこでも、生き物に水を恵むわけではないのです。
私たち現代文明人は、命や水の存在を当然視しています。
生の源の存在を当然視している所に、私たちの劣化とその理由が窺えます。
【ナレーション(渡辺謙さん)】
(オオカミがトナカイを)やみくもに襲っている様に見えるが、実は群れをパニックに陥れる戦術なのだ。
この混乱の中で、親からはぐれる子どもが出る。
一頭の子どもに狙いを定めて、襲いかかる。
●
ここはアフリカ南部のカラハリ砂漠。
ここもまた乾季を迎えていた。
何千頭もの象たちが、餌と水を求めて、決死の旅に出た。
彼らが目指すのは、内陸に在る大湿地帯、オカバンゴ。
今は干上がっている。
だが、必ず水はやってくる。
象が行進を始めて二週間が経った。
あの母と子も歩き続けていたが、乾きでもはや体力の限界だ。
遠い記憶が蘇ったのだろうか、リーダーの雌が、群れを小さな水溜りへ導いた。
昔、この水で命拾いをしたのかもしれない。
何週間も歩き続けた象たちは、すっかりくたびれ果てていた。
気力を振り絞って、懸命に歩みを進める。
水の臭いを嗅ぎつけたリーダーの雌が、あと一息と、仲間たちを励ます。
出発から何週間もかけて、何百キロもの道を歩き通し、今辿り着いた。
ホッキョクグマと同じように、象たちの生活も太陽に支配される。
太陽が乾いた季節と水の季節を作っているからだ。
●
陸だけではない。
海でも、太陽は命を育む原動力だ。
ザトウクジラは、暖かい熱帯の海で子どもを産む。
赤道地帯の浅い海は、子育てにもってこいだ。
暖かくて、穏やかで、天敵も殆ど居ない。
育ち盛りの子どもは、一日600リットルの母乳を飲む。
だが、母親は空腹だ。
この美しい海には、彼女の餌になるものが何も無い。
五ヶ月が経ち、子どもは丈夫に成長した。
これなら、餌ばえの道のりにも耐えられる。
壮大な旅が始まった。
目指すは、地球の南の端、南極だ。
熱帯の海は、とうに彼方へ過ぎ去った。
目指すのは、荒れる海だ。
強い風や潮にかき回され、養分たっぷりの餌が海底から上がってくる海。
太陽の光が届く所には、必ず多くの生き物が居る。
kimio_memo at 07:37│Comments(0)│
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