【洋画】「ブラッド・ダイヤモンド/Blood Diamond」(2006)【人生訓】「間抜けの構造」ビートたけしさん

2013年10月03日

【日本経済新聞社】「第61期王座戦第三局▲中村太地六段△羽生善治王座」渡辺明竜王

(※「59手目▲8二銀棋譜〕に対して、▲8三銀として後手の飛車をイジめる&捕獲する手はあり得なかったのか?」に対して)たしかに、▲8三銀とすれば飛車は取れるが、これでは結局相手の飛車と自分の角を交換するだけで、他に特段狙いが無い。将棋は狙いの無い手を指してはいけない。

「王より飛車を可愛がる」というヘボの将棋指しを揶揄した言葉がある。
飛車という最も有用な駒を愛好する余り、最も大事な駒である王を疎んじ、結果、負けてしまう。
そうした目的と手段の混同や物事の優先順位の見極められなさ、そしてその本末転倒の愚を、この言葉は表している。

ヘボの将棋指しである私もやはり「王より飛車を可愛がる」に違いなく、▲8二銀より▲8三銀の方が優っているのではないかと思ってしまったが、渡辺明竜王の解説を拝聴し、間違いを思い知らされた。
また、同時に、「王より飛車を可愛がる」愚とその原因を改めて思い知らされた。
そうなのだ、「狙い」が無い、又は、曖昧なまま目先の利得や既存の習性(習癖)に脊髄反射し、ただいたずらに相手の飛車を取ろうとするのは、間違いかつ愚かなのだ。
行動や戦略が成立するのは、予め出口を合理的に想定した時しかあり得ない。



★2013年10月2日催行
※1:解説女性棋士は加藤桃子女流王座
※2:上記の渡辺竜王の言は意訳
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/180512beb7ca09a8567242f22bc2c279



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