2013年05月02日
【洋画】「ディスクロージャー/Disclosure」(1994)メレディス・ジョンソン(演:デミ・ムーアさん)
【メレディス・ジョンソン(演:デミ・ムーアさん)】
自由が懐かしい?
【トム・サンダース(演技:マイケル・ダグラスさん)】
その(=家庭を持ち、一男性としての自由を諦めた)見返りは得てるよ。
【メレディス】
「人生なんて所詮は妥協だ」と自分を納得させているわけ?
【トム】
何物も家庭と引き換えにはできないよ。
【メレディス】
してほしくないわ。
だから、(あなたを)信じられるのよ。
失うものを持ってるからね。
失うモノが無い人は、怖い。
いつ何時、何について玉砕覚悟でやってくるか分からず、到底信じられない。
よって、失うモノが有る人は、信じられる「ことになる」。
「家庭を最重視し、失うことを最懸念しているからこそ、あなたが信じられる」。
メレディスの誘惑はかくして換言できよう。
この信憑性、普遍性に富む甘言に、現部下かつ元彼のトムが刹那とはいえ理性を失ったのは、とりわけ同性として同情する。
信憑性、普遍性に富む甘言は、怖い。
kimio_memo at 07:41│Comments(0)│
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