【邦画】「息子」(1991)【NHK】「大滝秀治さんを偲んで/オールドフレンド(ゲスト解説)」西田敏行さん、奈良岡朋子さん

2012年11月26日

【BSTBS】「みんな子どもだった/11月ゲスト原田美枝子さん第1話」原田美枝子さん

私が思うのは、赤ちゃんって、最初に生まれた時に普通にクールに見ると、お猿さんみたいな顔しているんですけど、赤くて(笑)。
だけど、自分にとっては、なんかもう、後光が差しているみたいに見えるんですよ。
なんかもう、そこで魔法がかかる感じ。
で、なんか、「ああ、私の子が一番可愛い!」みたいに思うんですよね。
だから、そういう「私を愛して光線」みたいなのを赤ちゃんが発する気がするんですよ。
で、「あ、これ大事にしなきゃ!」って思うんだと思うんですね。
その、なんか魔法みたいなのに上手くかからないと、やっぱり、捨てちゃったりとか、殺しちゃったりとかするのかなぁと思うんですよね。
親バカの一番最初の始まりだけどそれが無いと、やっぱり、24時間365日、何十年と育てられないなぁと思うんですよね。

亡き母は、産後直後の私の顔を見て、最初に「この子は将来必ず(良いことであれ、悪いことであれ)何かやる子だ!」と思った、ひたすら直感した、という。
当時母は環境、事情に恵まれておらず、この直感は、原田美枝子さんと同様、育児の困難への励みになったに違いない。

こうした直感は、一体何起因するのか。
男であり、また、子どもの居ない私には、到底理解できない。
ただ、こうした直感を抱ける人は、比較的幸福になっているのではないか。
幸福力は「励みを見つけるチカラ」に帰結するが、その有無や高低はこうした直感が抱けるか否かで分かるのではないか。

例えば、作家の城山三郎さんは、「そうか、もう君はいないのか」によると、奥さまに最初に出遭った時、天使が舞い降りたように直感なさったという。



勿論、城山さんの直感は、母や原田さんのそれと状況や対象が違う。
しかし、やがて訪れる困難を前に、それを忘却するに足る大きな励み、希望が無条件にあずかれる点で、いずれも通底しているように感じる。
幸福力の過半は、やはり天賦の才なのか。


今回、改めて最初から(「北の国から」を)全部繋げて見ていったら、なんか、本当に、何て言うかなぁ、ドキュメンタリーを見ているようなね、その家族が本当に居て、その町の、村の人が本当に居て、それを続けて見ているような気がして。
最近特に感じてたんですけど、ドラマとか芝居の、面白い芝居っていうのはドキュメンタリーだなって思うんですよ。
その時にその俳優が今ナマで感じているっていうことが映って初めて、ドラマとして面白いのかなぁっていうのがよくわかってきて。
だから、できるとかではないんですけど。
だから、本当にその場で俳優がイキイキと生きてなかったら、ドラマにはならないですよね。

北の国から① Blu-ray(期間限定生産商品)
出演:田中邦衛、いしだあゆみ、吉岡秀隆、中嶋朋子、原田美枝子
脚本;倉本聰 
ポニーキャニオン
2011-09-21


ドラマに限らず、私たち人間が創った成果物はみなドキュメンタリーだ。
また、更に言えば、ドキュメンタリーであって然るべきだ。
例えば、三島由紀夫さんの作品が時代を超えて数多の読者の心を動かすのは、執筆時の自我が確然と投影されたドキュメンタリーだからだ。
ドキュメンタリーでない成果物は、成果物のための成果物に過ぎず、商業的には勿論、社会的にも価値が無い。
成果物の創り手は、自我の形成と変容に絶えず励む必要がある。



★2012年11月4日放送分
http://w3.bs-tbs.co.jp/minnakodomo/archive/201211.html



kimio_memo at 07:48│Comments(0) テレビ 

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