【邦画】「遙かなる山の呼び声」(1980)【政治】「米の新アジア戦略 アーミテージ&ナイ白熱討論」リチャード・アーミテージさん(元米国務副長官)

2012年10月27日

【村興し】「ローマ法王に米を食べさせた男」高野誠鮮さん

P220
窒素、リン酸、カリウムなどが入った化学肥料は使わない。
さらに農薬や除草剤も使わずに自然の力で健康安全な作物を育てるーー。

平成22年の2月、(石川県)羽昨市に呼んだ木村秋則さんの自然栽培についての講演会は大盛況でした。

(中略)

けれど木村さんとお話しするうちに、そういった考えはなくなりました。
UFOや宇宙の話はおもしろいのだけど、もっと大事なことがあります。
今の日本の食糧事情のほうがはるかに問題なんですよ。
だって歳入49兆円の国が、28兆円も医療費を払っている、こんな先進国ないですよ。
ふつうの家庭に置き換えてみると、年収480万円の家が、280万円も医療費を支払っていることにあんる。
そんな家があったらおかしいと思いません?
よくないものを食べているからだと思いませんか?
農薬、化学肥料、除草剤、いちばん使っているのは中国じゃないですよ、アメリカでもない、日本ですよ。
こんな小さな島国で異常ですよ。
日本の農業は何かがおかしいんです。

農薬まみれ、化学肥料まみれの農作物ばかり食べていると、何かとんでもないことが起きるおそれがある・・・。
こうなるとじっとしていられません。
その年の10月、木村さんの畑がある弘前まで車で乗りつけました。

「先生、先生の話は感動的でした。でも僕は先生の話を聞いて感動する人を増やしたいわけではないんです。先生と同じことができる農家を100人も200人も作りたいんです」

それを聞いていた木村さんは、黙ったままでした。

「つまり、小さな木村秋則という農家を何百人も増やしたいんですよ。それを増やしていかないとまったく意味がないと思っているんですよ。日本を救うために、先生、一緒にやっていただけませんか!」

しばらくしてから木村さんは、こう言ってくれました。

「やろう。塾開こう。他のスケジュールを全部つぶしても羽昨へ行く」

木村さんがリンゴで証明してくれた、農薬も肥料も除草剤も使わない、自然にも体にもやさしい農作物。
この農法を木村さんと同じように実践できる人間がたくさんいないと日本の農業は救えない。
木村さんだけが作ってもあまり意味がないんです。
何十人、何百人、何万人の農家が、同じものを作れないとダメなんです。
だから、私は木村さんに、先生と同じ農法で同じ奇跡のリンゴを作ったり、米や野菜を作ったりする農家を増やしたいんですと懇願したわけです。

ただ感動ばかりしていたのではダメ。
実行しないと意味がないんですよ。

「三流は、人の話を聞かない。
二流は、人の話を聞く。
一流は、人の話を聞いて実行する。
超一流は、人の話を聞いて工夫する」。
羽生善治さんのこの名言にならえば、著者の高野誠鮮さんは超一流に違いない。
人間の品格は、問題意識と解決欲求の不断の高さで決まる。

たしかに、感動は問題解決の実行と工夫の好機だが、問題意識と解決欲求が不断に低ければ、刹那の娯楽を超えない。
感動を活かすも殺すも、先ずは不断の自分次第だ。







kimio_memo at 07:55│Comments(0) 書籍 

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