2012年07月02日
【自伝】「菊池武夫の本」菊池武夫さん
P139
私はデザインというものは、自分の中にあるイメージを具体的な形にすることである、と思っている。
そこに必要なのは、人に共鳴感を覚えさせ、それを欲する情熱を持ってもらう”結果”である。
そこにタイムラグがあってはならない。
さまざまな条件を押しのけてしまうエネルギーがそのデザインにあれば、人に伝わる可能性が大いにあることを私は信じている。
菊池武夫さんは、本書の中で幾度と無く「共鳴」という言葉を使われていた。
菊池さんの人生と哲学の主題に窺え、強く胸に刺さった。
「共鳴」とは何か。
念のため辞書で意味を確認したところ、成る程どうりで強く胸に刺さったわけだと得心した。
咀嚼すれば、「振動体の自らが、同様ないし同等の他の振動体の振動に影響され、自他共々振動を激化すること」であり、これは、今私たちが志向、成就すべき重要事項である「共創」と「共生」、ないし、私自身志向し、成就に励んでいる「キャタリスト(触媒」に、少なからず通底しているからだ。
菊池さんは「共鳴」のプロフェッショナルであり、不世出の名デザイナーに違いない。
私は、BEAMSの無藤和彦さんに出遭えた為、生憎、菊池さんがデザインなさったスーツを着たことは一度も無い。
しかし、機会に恵まれれば、是非試着し、胸に刺さった「共鳴」の正体を肌で理解したい。
kimio_memo at 07:28│Comments(0)│
│書籍
