2012年05月21日
【観戦記】「第70期名人戦七番勝負〔第3局の2▲森内俊之名人△羽生善治王位挑戦者〕アロハの精神」甘竹潤ニさん
恒例の前夜祭での挨拶は、両者ともに実に心のこもったものだった。
森内「義理の母がいわき市の出身です。今回、この地で対局できるのがとてもうれしい。被災された方が少しでも喜んで、そして元気を持っていただけるような将棋を指したいです」
羽生「復興が進むいわき市で対局できるのはとても名誉なことです。明日はアロハシャツ姿というわけにはいきませんが、アロハの精神を忘れずに全力を尽くします」
「アロハの精神」を調べてみると「前向きな姿勢を示し、それが他の人にも広がっていく」という深い意味があることを知った。
これは復興へのメッセージそのものではないか。
「アロハの精神」は初耳だが、成る程だ。
やはり、自分にも社会にも一番大事なのは、先ず自分が前向きに生きることに違いない。
希望とは、ただ授かるモノではなく、先ず作るモノだ。
★2012年5月21日付毎日新聞朝刊将棋欄
http://mainichi.jp/enta/shougi/