【BSTBS】「SONG TO SOUL 永遠の一曲」Earth, Wind & Fire”Fantasy”〔解説〕モーリス・ホワイトさん【BS朝日】「カーグラフィックTV/遂に新型911登場!!従来型との比較SP」松任谷正隆さん

2012年05月14日

【観戦記】「第70期名人戦七番勝負〔第2局の8▲羽生善治王位挑戦者△森内俊之名人〕羽生の本命」上地隆蔵さん

△3三玉の局面で、羽生(善治挑戦者)が考えている。
衛星放送の解説の高橋(道雄)九段は▲8一飛成を強く推奨した。
以下△5八成桂▲同金▲4九馬のとき、▲8五竜が格別の味。
2五の銀を抜いてしまえば磐石の態勢だ。
第二候補は安全策の▲6六飛成。
勝ち味は遅いが、竜の存在が強大で容易に負けない。

羽生が考慮中、高橋九段は興味深い話をした。

「こんな場面で羽生さんは誰も思いつかない第三の手を指すことがよくある。
でも羽生さんにすれば、それが本命。
局後尋ねると、『えっ?この一手ですよね』なんて逆に驚かれる。
だから感想戦で口を開くのは勇気が要るんですよね(笑い)」

結局、羽生は第二候補の▲6六飛成を選んだ。
高橋九段はモニターを見て、「ふ~ん」という顔をした。

高橋道雄九段が羽生善治二冠の着手に、「誰も思いつかない、『第三の手』が多い」旨評されたが、尤もに感じた。
羽生さんは、やはり、「勝負の本質は、人と違うことをやること」と心底心得、その思考習性を行動習性と完全かつ無意識に同期させておられるのではないか。

「非凡と凡人を分かつ最たるは視座」と言う。
「そもそも『見る所』、『向けている眼差しの向き』が違う、非常識である」というわけだ。
羽生さん、及び、実力者の実力者足る所以は、「第三の手」が着想可能な視座と断念不能な習性の非常識な会得に在るのではないか。



★2012年5月14日付毎日新聞朝刊将棋欄
http://mainichi.jp/enta/shougi/



kimio_memo at 10:25│Comments(0)TrackBack(0) 新聞将棋欄 

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