【夫婦】「夫婦は話し方しだいで9割うまくいく」高橋愛子さん【野球】「不滅/元巨人軍マネージャー回顧録」菊池幸男さん

2012年04月13日

【観戦記】「第70期名人戦A級順位戦〔第44局の6▲佐藤康光九段△渡辺明竜王〕永遠のテーマ」上地隆蔵さん

「いやあ、リスクが高いから誰も指さないとは思っていたが・・・」

感想戦、佐藤(康光九段)は苦笑交じりにつぶやいた。
独創的な序盤の▲4八金は、実を結ばなかった。
しかし、リスクを恐れず、独力で新たな道を開拓しようとする佐藤の心意気は高く評価したい。
魅せて勝つーー。
相反するプロの競技者にとって永遠のテーマだが、佐藤には挑戦し続けてほしい。

佐藤康光九段(現:王将)にリスクを恐れず、独力で新たな道を開拓、挑戦し続けて欲しいのは同感だが、そもそもなぜ、将棋に限らず、「魅せて勝つ」のは相反の難事なのか。
私は、理由を三つ着想した。

一つ目は、「『魅せること』とは異なり、『勝つこと』、即ち、『特定時点で成功すること』は確率論だから」だ。
だから、落合博満中日監督(※当時)は、2007年の日本シリーズ第5戦で、9回表完全試合目前の山井大介投手を岩瀬仁紀投手へ交代したのではないか。



二つ目は、「持続的な成功の多くは、『やるべきこと』や『あるべきこと』、即ち、『一見地味で、当たり前で、何でもないこと』を欠かさなかった、間断しなかった帰趨だから」ではないか。
だから、「カンブリア宮殿」などの成功企業表層礼賛番組には、こぞって非老舗企業が出るのではないか。(苦笑)

最後の三つ目は、「ターゲット(顧客)の多くが低識見で、魅せられているのに気づき難いから」ではないか。
だから、今、落語は風前の灯となり、お笑い番組は雛壇芸人の一発芸で大騒ぎなのではないか。



★2012年4月13日付毎日新聞朝刊将棋欄
http://mainichi.jp/enta/shougi/



kimio_memo at 13:59│Comments(0) 新聞将棋欄 

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