【邦画】「ひとごろし」(1976)松田優作さん、高橋洋子さん【BSTBS】「SONG TO SOUL 永遠の一曲」Elvis Costello”She”

2011年12月20日

【TV東京】「カンブリア宮殿」小山進さん(パティシエ エス コヤマ・オーナーパティシエ)

【ナレーション】
社員は毎日、小山宛の報告書を書くことが義務付けられている。
福岡出身、入社一年目の林田(彩希)は、敬語について先輩に注意されたことを一生懸命書き込んでいた。

【林田さん】
これに書けば、絶対(小山)シェフに伝わる。
もし、間違っとることを書いとったら、シェフ、ちゃんと訂正して教えて頂けたり、一つ一つチェックしてくださってるし・・・。

【ナレーション】
小山は、膨大な量の報告書を、一枚一枚、毎日読む。
そして、アドバイスを書き込み。
ここまでする理由は?

【小山進さん】
今日の一日の自分をまとめる時間を取って欲しいだけなんですよ。
書き続けることって、物凄い大事なんですよ。

【ナレーション】
モノ作りとは、商品を通じ、自分の思いを伝えること。
報告書は、伝えるためのトレーニングだ。

(中略)

【村上龍さん/司会】
報告書を、手書きでですね、毎日書くっていうことの、それが凄く重要だってことに、いつどうやって気づいたんですか?

【小山さん】
僕がやっぱり、16年間やり続けたっていうことが大きいと思います。
ケーキ屋って、最終的には、何を伝えたいんか、何を表現したいんか(が問われると思うんです)。
(だから、)その表現したいこと、伝えたいことがいっぱいある人の方が、絶対良いお菓子を作るし、面白い空間を生み出すと思うので、伝えることの練習(のつもりでやっています)。
ただなーんとなく一日過ごすのと、ちょっと何か気づいたことをメモに書いて、(例えば)ただ庭を通って「こんな花咲いてた」とか何でもいいんですよ。
人に伝えたいことを多く持って、それを一日でしっかりまとめて、で、明日のちょっとした目標を設定して、それに対しまた反省して。
やっぱり、続けるって物凄い難しいですけど、続けたことだけが物凄い自信に繋がっているので。

【村上さん】
何かみんな、自分が伝えたいことを自分で知ってるって思っているけど、案外知らないですよね。
こうやって(実際に)書いている時に、伝えたいことって、理性の下に無意識みたいな領域があって、そこら辺にゴチャゴチャあるんですよね。
だから、僕、書いている時に(自分が伝えたいことが)パッと浮かんできたりするんですよ。
だから、伝えたいことを書くっていうんじゃなくて、書くから伝えたいことが自分で把握できたりするんですよね。

【小山さん】
それです。
それやと思います。
本当に、書いているとアイデアも浮かんでくるし、本当に自分が言いたかったことっていうのが、たしかに浮かんで浮かんでくる。
だから、(16年間)書けたんだと思うんですね。

司会の村上龍さんが仰った、「自分が人(他者)へ本当に伝えたいことは概して無意識下に有り、書くことで自覚できる(→ゆえに、書くことを自分に課すことは、人へ自説を伝えたい人には有効、有意義だ)」旨のお考えには、強い共感を覚えた。
一方、ゲストの小山進さん(パティシエ エス コヤマ・オーナーパティシエ)が仰った、「お客さまに表現したい、伝えたいことがどれだけ沢山有るかで、ケーキ屋は、即ち、モノの製造販売店は、良い商品が作れるか否か、良い店が作れるか否かが決まる」旨のお考えには、強い確信感を覚えた。
そうなのだ。
だから、ハングリーな人が、ビジネス、プロフェッショナルの世界で持続的に成功するのだ。
何をどこで売るであれ、「何としても言いたいこと」が有る人、「言いたいこと」が何としても言いたくて仕方無い人、即ち、現状に飽き足らない人、大衆が見過ごしてしまうことを見過ごせない人でなくては、中長期的に人を惹き付けることはできないのあり、また、そういう人だからこそ、人は惹き付けられてしまうのだ。



★2011年12月15日放映分
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20111215.html



kimio_memo at 06:59│Comments(0) テレビ 

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【邦画】「ひとごろし」(1976)松田優作さん、高橋洋子さん【BSTBS】「SONG TO SOUL 永遠の一曲」Elvis Costello”She”