【TV東京】「カンブリア宮殿」小山進さん(パティシエ エス コヤマ・オーナーパティシエ)【人生】「仕事ができる人は、「負け方」がうまい」宋文洲さん

2011年12月21日

【BSTBS】「SONG TO SOUL 永遠の一曲」Elvis Costello”She”

【ナレーション】
(※「ノッティングヒルの恋人」の脚本を担当していた音楽に詳しいリチャード・カーティスさんのアイデアに基づき、プロデュースを担当していたダンカン・ケンワーシーさんは、エルヴィス・コステロさんに主題歌「She」のカバーボーカルをオファーした。)
(エルヴィス・)コステロは、ワールドツアー中にもかかわらず、どうしても演りたいと言う。
スケジュールを調整して、ようやくレコーディングの時間が確保された。

【トレヴァー・ジョーンズさん/「ノッティングヒルの恋人」の音楽を担当】
短時間で録音をしなくてはならなかった。
コステロは、1時間後にはアメリカ行きの飛行機に乗る予定になっていた。
だから、空港に行く途中でスタジオに立ち寄って、レコーディングをしたんだ。
僕らはスタジオでマイクをセッティングして、彼の到着を待ち構えていた。
スタジオにやってきたコステロは、レコーディングを前にして、この曲をどう解釈して歌うべきか、信頼できる別のアーティストからの助言を必要としていた。
そして、それが彼の父親だったんだ。

【ナレーション】
プロのボーカリストとして活躍していたコステロの父、ロス・マクマナス。
実は、彼のレパートリーの一つが「She」だった。

【トレヴァー・ジョーンズさん】
コステロの父が「She」を歌っていたなんて、知らなかった。
二人は30分ほど電話で話していたが、僕らはそばでそれを聞きながら待つしかなかった。
まるで、父親と息子が車のエンジンの組み立て方を話し合っているみたいだった。
そんな風に、この曲の歌詞のフレージングをどうするか、二人で話していたんだ。
コステロが父親の解釈をとても大事にして、まじめに聞いていたのが、見ていておもしろかった。
コステロは(レコーディングに)真摯に取り組んだ。
細部まで注意を払い、一音の狂いなく、歌詞が最高に美しく流れるように、気持ちを込めて歌い上げた。
それで、あの、時代を超えたすばらしいカバーが完成したんだ。

(中略)

コステロは、自分の解釈と表現方法で、あの曲を歌った。
その点で、アズナヴールのオリジナルとは違うが、曲に込められた気持ちは全く同じだと思う。

【ハーバート・クレッツマーさん/「She」の作詞者】
コステロにはとても感謝している。
おかげで、あの曲を新しい世代に聴いてもらえたし、新しい生命を与えてもらった。
商業的にも成功した。
あれは(本当の「She」とは)違うと言ったり、二つを比較したりしたら、私は余程しみったれた人間だということになる。

【シャルル・アズナヴールさん/オリジナルの「She」の作曲家・歌手】
私の曲は時代を超えたものだ。
今の若者は、私が60年前に書いた曲を再発見してくれている。
60年前の曲で、今でも残っている曲がどれだけあるかい?

坂本龍一さんが、以前何かのメディアで、「音楽の技術的なモノは、モーツァルトやベートーヴェンの時代で既に打ち止めになっており、その後の音楽は『焼き直し』である」旨仰っていた。
この考えに則れば、所謂ポップスは、全て「カバー」であり、エルヴィス・コステロさんが「She」に施したような独自の解釈が施されて然るべきだ。
しかし、実際はそうではなく、だから、年々衰退し、マーケットをシュリンクさせているのではないか。

感動とは、他者の日常から窺えた希望だ。
だから、矢野顕子さんは、非日常の言葉が含まれている歌を歌わないカバーしないに違いない。
ポップスに限らず、衰退している、マーケットがシュリンクしているコンテンツ、カテゴリーの特徴は感動に乏しいことだが、それは、創造者が独自の解釈を怠り、既出の他者の日常を焼き直していることが大きいのではないか。



★2011年12月18日放映分
http://w3.bs-tbs.co.jp/songtosoul/onair/onair_51.html



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kimio_memo at 07:32│Comments(0)TrackBack(0) テレビ 

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