【邦画】「恋愛寫眞」(2003)【読売】「ワーク&ライフ/働く母の姿 覚えていてね」吉岡真由美さん

2011年11月09日

【日本テレビ】「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」設楽洋さん(株式会社ビームス代表取締役)

【加藤浩次さん】
設楽さんにとって、おしゃれとは何ですか?

【設楽洋さん】
おしゃれっていうのは、僕ね、いつも新入社員が入ってきた時に訊くんですね。
みんな、「僕は(おしゃれとは)清潔感だと思います」とか、「僕はバランスだと思います」とか、「私は自己表現だと思います」と。
で、最後に自分は言うんですけども、みんな、それは正しいと思う、と。
ただ僕の考えるおしゃれっていうのは、相手の気持ちがわかることだ、と。

【加藤浩次さん】
オレ、ちょっと合点がいった。

【共演者】
え、まだわからないんですけど。
「相手の気持ちがわかる」ってどういうことですか?

【加藤浩次さん】
それが一番おしゃれでしょうよ。
相手が何をやろうかと思うことを、ちゃんと気持ちとしてわかってあげる。
そこに鈍感な奴がどんなに着飾ったところで、カッコ良くも何とも無いってことですよ。
そういうことですよね?

【設楽洋さん】
素晴らしいご説明をありがとうございます。
そうかー、最近の若い子には通じないのか、もう少し説明しないと。(笑)

【加藤浩次さん】
やっぱり、そうなってきますよね。

【設楽洋さん】
そうだと思います。
一時ね、業界を始めた時に、学生時代の友達に十年ぶりぐらいに会った時に、「ああ、こいつダッセエな」って思ったんですよ。

【加藤浩次さん】
何でですか?

【設楽洋さん】
(学生)当時はおしゃれだったのに、(その時は)何か疲れたオッチャンになってきて、「ダッセエな」って思っちゃって、後で見た目だけで「ダッセエな」と思った自分を後悔したすごい後悔した思いがあるんですね。
一緒に(酒を)呑んで、ソイツの話をして、ソイツの人生観だとかやっていることだとか夢だとか聞いた時に、格好じゃない男のカッコ良さを感じたんですよ。
つまり、オレは洋服業界に入って、外見だけで「ダッセエな」って思って、昔の友だちの本質を見てなかったなっていうことで気がついがことがあった時に、それではいけないっていう、それがさっきの言葉にね。

【加藤浩次さん】
だから、そういう人が着てるモンって、カッコよく見えてくるんでしょうね。

【設楽洋さん】
見えてきます、見えてきます。

【加藤浩次さん】
やっぱり、内面から来るんでしょうね。

【設楽洋さん】
ホント、そう思います。

私は、幼い頃から不精で、ファッションには興味が無かったが会社員時代、外出着をBEAMS(ビームス)で揃えていた。
それには、主に二つ理由があった。

一つは、お客さまと直接会って相応の決断を求める仕事に、社会人になってすぐ従事し始めたからだ。

私は新卒で自動車メーカーに入社後すぐさま、系列販売会社へセールス研修生として出向し、それを全うするとすぐさま系列自動車販売会社のロードマンとして担当販社の経営指導、営業推進に従事した。
私は、一般のお客さまが自動車販売店の営業マンの話を真摯に聞かないのは、また、系列自動車販売会社の経営者がメーカーのロードマンの話を真摯に聞かないのは、共に、話をする人間から独自の自信と情熱が感じられないからであり、身なりの頓着の無さが悪影響している、と考えた。

そして、私は、BEAMSのアイテムで全身を固めた。
私は、成約客から「自動車ディーラーの人には見えないですね!」とお世辞を頂戴するのが大変嬉しく、また、自分の親ほどの年齢の系列販売会社の経営者が若造の私の話を真摯に傾聴し、熱く議論してくれるのが大変有り難かった。

もう一つは、当時は無藤和彦さんという素晴らしい社員さんにお見立ていただけたからだ。

私は、冒頭で述べた通りファッションに興味が無く、知見を全く欠いていた
私は、それを自ら会得していくより、今述べた私の考え、希望を正確に理解し、その実現を合理的かつ親身に助けてくれるプロフェッショナルに出遭い、見立ててもらう方が、自分の資質とリソース(テマ/ヒマ/カネ)を勘案するに賢明だ、と考えた。

そして私は、幸運なことに無藤さんと出遭えた。
無藤さんは私に、いつも過去に購入したアイテムと従事中の仕事と立場、そして、私の考えと希望を十二分に勘案してアイテムを提案くださり、私は大変助かった。
無藤さんがとあるカジュアルアイテムの勧めに他の洋服店へ同行くださったことや、地方転勤時、購入アイテムのリペアをいつも電話と宅急便で事も無げに迅速対応くださったことは、生涯忘れない。



なので、BEAMSの設楽洋社長の「相手の気持ちがわかること」というおしゃれに対するお考え(概念)は、加藤浩次さん共々私もすぐに合点がいった。
「おしゃれとは、外見の出来栄えやその方法論ではなく、外見の内の相手を思い遣り、相手の信念や生き様を肯定評価、リスペクトする心情態度である」。
全くその通りだと思う。

私のような非おしゃれ人(笑)がおしゃれを誤解していなかったのは、私に縁を授けてくださったお客さまと無藤さんのお陰に違いない。
この場を借りて、両者に改めてお礼を申し上げたい。(敬礼)



★2011年9月17日放映分
http://www.ntv.co.jp/rockyou/kokoro/2011/09/17/
http://www.ntv.co.jp/rockyou/mc/2011/09/17/
https://twitter.com/kimiohori/status/134042322718560256
https://twitter.com/TARAcyan3/status/134170083009380352



ビームスの奇跡
山口 淳
世界文化社
2006-09-02




kimio_memo at 07:43│Comments(1) テレビ 

この記事へのコメント

1. Posted by たかし   2024年06月09日 06:21
この回のこと、未だに覚えています。番組内の挿入話しで、バーテンダーが「先輩から、タバコを買いに行かされ、理不尽な思いをしたが、それから、気が利くとは?を学び、接客に生かした」話しも良かったです。

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