2011年08月12日
【BSTBS】「グリーンの教え」羽佐間正雄さん(オフィスカノン会長/元NHKアナウンサー)
(私は、ジャック・ニクラウスに)「あなたのような、世界のトップに立って、何年も何年もやるというのに、何が必要だったか?」って質問をしました。
(彼はこう答えた)「そりゃ、努力ですね」。
まあ、平凡と言えば平凡な答えだと一瞬思いました。
(そこで私はこう質問した)「二番目は何でしょう?」
(彼はこう答えた)「二番目は、そりゃ努力です」。
「じゃ、三番目は?」と言ったら、「三番目も努力です」。
「なるほど」と言って、大体は次(の話題)へ行っちゃうでしょうけど、ここで引っ込んだら、こちらもアナウンサーとしてのプロ意識を持っているわけですから、「これはイカン」と思って、「四番目は何です?」
(彼はこう答えた)「努力です」。
ここまで来て引いちゃイカンと思うから、「わかった」と。
「それでは、五番目は?」と言ったら、「そこまで努力をしたら、どんな人でも、そのことについて、自信のようなものが芽生えてくるはずです。それから始まる」と、こう言われた。
なぜ、ジャック・ニクラウスさんは、「自信」と言い切らず、「自信のようなもの」と表したのか。
当時(或いは今でも)ニクラウスさんは、「自信」の何たるかを正確に理解できている覚えが無かったのではないか。
私たち凡人が理解する「自信」は、ニクラウスさんにとって、「根拠に乏しい、刹那の自己肯定感」に過ぎなかったのではないか。
だから、私たちは、「自信」をすぐに失うのではないか。
★2011年7月16日放送分
http://w3.bs-tbs.co.jp/green/bn66.html