2011年08月02日
【フジ】「ボクらの時代」本谷有希子さん
【リリー・フランキーさん】
(7月の)10何日かに芥川賞の発表で、(本谷有希子さんが)もう一回落ちるじゃないですか。
で、(その後の7月)15日はもうホントに怖いって、みんなで話してたんです。
「その腹いせを全員の役者に当ててくるぞ」って。
(だから)ホントに(芥川賞)取ってもらいたいんですよ。
【本谷有希子さん】
リリーさんだって、「お前みたいなのは、一回目に取らなかったら、落ちるんだよ」って、この間言ってましたよね。(笑)
【リリー・フランキーさん】
ええ。
それは、芥川賞は、基本的に新人賞の性質を持っているものですから、やっぱり一回目にノミネートされた人が取り易いっていうのが、昨今の状況なので。
でも、あれなんですか、本谷さんみたいな、素直さを微塵も外に出さない人なのに、やっぱり(芥川賞は)欲しい?
【本谷有希子さん】
いや、正直、一年前とかは言ってた、全然、「欲しい、欲しい」って。
段々腐ってくるんだよね。
段々、「欲しい」って言うことすらも、何か、何だろう、やっぱり五、六回落ちると、やっぱり人間一人潰せるなっていう気がしてきた。
たしか、角田光代さんが太宰治さんの「待つ」の書評として、「待つ」という心情態度がいかに人を疲弊、堕落させるかを述べておられた記憶がある。
本谷有希子さんが「腐ってきている」とか「人間一人潰された」とかいう印象を自身に抱かれたのは共感できるが、それは本谷さんが「待つ」ことを重ねたてん末なのだろうか。
※2011年7月17日放映分
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/jidai/
http://bit.ly/jJAkxk
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