【BSNHK】「極上美の響宴/小林秀雄 沈黙を強いる美」池田雅延さん【NHK】「MJ presents 少女時代スペシャル アンコール特別版」少女時代

2011年07月22日

【野球】「王選手コーチ日誌 1962-1969 一本足打法誕生の極意」荒川博さん、王貞治さん

P103
練習の時に真の稽古をすることが必要。
(もっともっと命をかける稽古をしなければならない)

全くだ。
私たちは、「稽古のための稽古」や「命をかけていない稽古」を「真の稽古」と勘違いし、日々のらりくらりやっている。


P193
教えているうちに、やはり王には天才的なところがあると思った。
(1)まずうまくなる第1条件として、性格が素直である。
(2)体が人一倍頑健である。
(3)非常によいカンを持っている。センスがある。
(4)ほかの人よりリストの使い方が非常にうまい(腕がよく伸びる)
前記のように(1)(2)、これさえ備わっていれば、必ず三割打者になれる。
この(1)(2)に加えて(3)(4)があるのだから、日本一の打者になるのは当然だと思う。

本書の中で、荒川博さんは短期間で周期的に、王貞治さんの「性格の素直さ」を絶賛し、「性格の素直で無さ」を非難しておられた。
王さんも、荒川さんも、人間だ。
しかも、当時、王さんは20代、荒川さんは30代だ。
王さんもいつも素直で居たわけではなかったであろうし、荒川さんも王さんの素直をいつも正しく評価できたわけではなかっただろう。

しかし、大事なことは、「どれだけ平均的に素直で居られたか」と「どれだけ平均的に正しく評価できたか」だ。
結果、王さんは「平均的には」他の選手よりも格段に素直で、荒川さんは「平均的には」他のコーチよりも格段に王さんを素直と評価した。
人間の一生は蝉のそれと真逆で長く、大事なのは平均力だ。


P395
指導者といっても、相手がプロかアマチュアかで、指導の仕方も大きく違ってきます。

プロの場合は、指導者は厳しくていいと思います。選手も命がけなんだから、教えるほうも命がけでなければなりません。
プロの指導者に必要なのは、情熱と辛抱です。
私は「我慢」と「辛抱」は違うと思います。
我慢は自分に対してするものであるのに対し、辛抱は他人のためにするものです。
王君のために私は辛抱しました。
王君ですら、練習に身が入らぬことがありました。そんなときでも私は怒らないで、辛抱して彼が自分からやってくるのを待ちました。努力している人間にスランプはないと考えています。
だれにだって半月やそこらは打てない日が続くことがある。
それでも努力さえ怠らなければ、シーズンが終わった時には、ちゃんと3割を打っているというわけです。

「我慢」と「辛抱」の違いを初めて知った。
私は、指導者として、まだまだ「辛抱」が足りない。



本書は、「道は遠く大きく―王貞治と共に歩んだ“世界”への日々」の余勢で読了した。
「いかに超一流のプロフェッショナルであれ、短期間の内に好不調の波に遭う」。
「いかに超一流のプロフェッショナルが相手であれ、指導者は基本に忠実に同じことを言い続けねばならない」。
以上の二事項をとりわけ教示された。







kimio_memo at 08:06│Comments(0) 書籍 

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