2011年07月02日
【観戦記】「第69期名人戦七番勝負〔第6局の6▲羽生善治名人△森内俊之九段〕受け切れるか」椎名龍一さん
▲1五角と(羽生に)香を取り返されたところで、森内は8筋の歩を突き捨てた(△8六歩)。
「歩を渡すのも嫌なんですけど、そろそろ突いておかないと永久に入らなくなってしまいそう」と森内。
後手(の森内)の狙いは桂を2枚持って△9五桂~△8七桂の攻めだ。
やはり、勝負はジレンマの決断である、ということか。
★2011年7月2日付毎日新聞朝刊将棋欄
http://mainichi.jp/enta/shougi/