【観戦記】「第69期名人戦七番勝負〔第6局の3▲羽生善治名人△森内俊之九段〕驚異的な早指し」椎名龍一さん【観戦記】「第69期名人戦七番勝負〔第6局の5▲羽生善治名人△森内俊之九段〕圧力の高い気の空間」椎名龍一さん

2011年06月30日

【野球】「川相昌弘スモールベースボールを紐解く」川相昌弘さん

P89
藤田監督時代の92年に、.258だった打率が、長嶋監督に代わった翌93年には.290に上昇した。
そして、続く94年には、さらに.302にへと上がった。

自分の打撃技術も少しずつは成長していたのだろうが、やはり相手がストライクを欲しい場面で好球必打できることが大きかった。
あのイチロー(マリナーズ)だって、カウントを追い込まれたら、いい打率は残せないのだ。

一読後、孫子の兵法を直感した。
経験を重ね、「打つべき時」、「打てる(打ち易い)時」がわかってきた。
そして、技術の向上と相まって、「打てた」ということか。

やはり、勝負事には機(タイミング)というものがある。
私は、それをもっともっと、見極めなければいけない。


P154
「スモールベースボール」を直訳すると「小さな野球」ということになる。
が、僕はその言葉の意味を「小さな(積み重ねの)野球」と理解している。
一つひとつをピックアップすれば些細なことだが、それが積み重なれば巨大なものに生まれ変わる可能性がある。

ペナントレースを144試合も戦っていると、その小さな積み重ねが、最後には大きな差となる。

御意。
人は、良くも悪くも、蝉のように生涯が短くない。
生涯が短ければ、一発勝負を旨とする「ビッグベースボール」(?・笑)もアリだが、短くない以上、確率論を旨とする「スモールベースボール」の概念の方がアリだ。


P168
得意な分野、つまりいバッティングや走塁をさらに伸ばしていって、自信がつけば、守備も後からついてくる可能性がある。
僕は1989年にレギュラーを取ったとき、バッティングは捨てた
その代わりに、バッティングより得意な守備やバントはきっちり決めようと思った。
そうして試合に出ているうちに、苦手だったバッティングもそれなりに形になってきた。

「捨てた」という言葉から強烈な意志、覚悟を直感した。
当時、川相さんは自らに「背水の陣」を敷かれたのだ。
野球人としての後戻りができない強烈な覚悟が、川相さんに野球人としての更なる成長、成功をもたらしたのだ。
成長、成功の一番の源、エンジンは、やはり、強烈な覚悟だ。








kimio_memo at 06:52│Comments(0) 書籍 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
【観戦記】「第69期名人戦七番勝負〔第6局の3▲羽生善治名人△森内俊之九段〕驚異的な早指し」椎名龍一さん【観戦記】「第69期名人戦七番勝負〔第6局の5▲羽生善治名人△森内俊之九段〕圧力の高い気の空間」椎名龍一さん