2019年12月

2019年12月26日

【洋画】「シャイニング」(The Shining」(1980)

[ひと言感想]
ジャックが凶行に及んだ一因は欲求不満だろう。
実現したい自己が無理だから、欲求不満になるのか。
それとも、そもそも思考習性が無理だから、実現中の自己に欲求不満しかないのか。
ジャックがいずれかはさておき、無理の無知は人を傷つけるトリガーである。
論理思考、および、道理からの遊離は、人の終わりの始まりである。


シャイニング 特別版 コンチネンタル・バージョン [DVD]
出演:ジャック・ニコルソン、ダニー・ロイド、シェリー・デュバル、スキャットマン・クローザース
監督:スタンリー・キューブリック
ワーナー・ホーム・ビデオ
2010-04-21





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2019年12月17日

【邦画】「野火」(1959)

[ひと言感想]
人間と動物を分かつ最たるは理性と言うが、理性は平時の賜物である。
普通の暮らしをしている人間に遭いたい」。
田村はこう平時を求め尊厳死した訳だが、現実、戦時という最高非常時では無理ではないか。
理性は限定的である。
人間は困ると何をしてかすか分からない、生来不明かつ脆弱な生き物である。
我々が非常時、正体に逆襲されたくなければ、平時、理性を過信せず、非常時を能動的に回避することである。


野火 [DVD]
出演:船越英二、ミッキー・カーチス、滝沢修
監督:市川崑
KADOKAWA / 角川書店
2015-10-30



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kimio_memo at 07:36|PermalinkComments(0) 映画 

2019年12月03日

【洋画】「ジャッカルの日/The Day of the Jackal」(1973)

[ひと言感想]
警官のルベルより犯罪者のジャッカルに肩入れするのは、感情移入の挙句である。
なぜ、ジャッカルに感情移入するのか。
ジャッカルの方が知的に一枚上手だからである。
ジャッカルが「家内制手工業」ならぬ「個人制手工業」(?・笑)だからである。
人物評は、属性や所業より実力と生き様に依存する。


ジャッカルの日[AmazonDVDコレクション]
出演:エドワード・フォックス、マイケル・ロンズデール
監督:フレッド・ジンネマン
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
2018-03-20




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