2019年02月
2019年02月28日
2019年02月27日
【洋画】「トゥモローランド/Tomorrowland」(2015)
[ひと言感想]
古川享教授がよく引用する名言に、アラン・ケイの「未来は予測するものではなく、自らの手で創るもの」がある。
全くもって御意だが、正に「言うは易し行うは難し」である。
今日の無事を明日の無事と盲信するからである。
信じるべきは、明日の無事ではなく今日のあり難さ、最善活用を切望する自我である。
古川享教授がよく引用する名言に、アラン・ケイの「未来は予測するものではなく、自らの手で創るもの」がある。
全くもって御意だが、正に「言うは易し行うは難し」である。
今日の無事を明日の無事と盲信するからである。
信じるべきは、明日の無事ではなく今日のあり難さ、最善活用を切望する自我である。
出演:ブリット・ロバートソン、ジョージ・クルーニー、ラフィー・キャシディ、ヒュー・ローリー
監督:ブラッド・バード
監督:ブラッド・バード
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2018-08-03
2019年02月26日
2019年02月18日
【洋画】「フォーエバー・フレンズ/Beaches」(1988)
[ひと言感想]
クリスウェブ佳子がレギュラー番組で言っていたが、「女は一日二万語喋る、喋りたい生き物である」。
しかして、CCとヒラリーが互いに生涯最高の友であり続けたのは、何より「話せる」からだろう。
とりわけ女は会話にオチや答えを求めていないようで(笑)、心の叫びを心ゆくまで喋れる、正に「話せる」彼女が互いにあり難かったのだろう。
現実、最高の友とは、理解者でも支援者でもなく清聴者、全肯定者である。
クリスウェブ佳子がレギュラー番組で言っていたが、「女は一日二万語喋る、喋りたい生き物である」。
しかして、CCとヒラリーが互いに生涯最高の友であり続けたのは、何より「話せる」からだろう。
とりわけ女は会話にオチや答えを求めていないようで(笑)、心の叫びを心ゆくまで喋れる、正に「話せる」彼女が互いにあり難かったのだろう。
現実、最高の友とは、理解者でも支援者でもなく清聴者、全肯定者である。
2019年02月15日
2019年02月14日
2019年02月13日
2019年02月12日
【洋画】「ラストエンペラー/The Last Emperor」(1987)
[ひと言感想]
「そんなに嫌か、利用されるのは」。
こう溥儀は糾弾されたが、「他者に利用される」ことは人の常である。
人は「社会人」として他者と生きる他ないのだから。
問題は、「他者に利用され尽くされる」ことである。
利用者に返報性の法則を遵守させられないことである。
なぜ、遵守させられないのか。
詰まる所、自分が「利用され」、与えたモノの質量のいずれかか両方が知れているから、或いは、彼らが長期的に付き合いたいと思うだけの人的価値が自分にないから、である。
嘆くべきは、利用者の他者ではなく、彼らを真かつ持続的に満足、期待させられない自分である。
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「そんなに嫌か、利用されるのは」。
こう溥儀は糾弾されたが、「他者に利用される」ことは人の常である。
人は「社会人」として他者と生きる他ないのだから。
問題は、「他者に利用され尽くされる」ことである。
利用者に返報性の法則を遵守させられないことである。
なぜ、遵守させられないのか。
詰まる所、自分が「利用され」、与えたモノの質量のいずれかか両方が知れているから、或いは、彼らが長期的に付き合いたいと思うだけの人的価値が自分にないから、である。
嘆くべきは、利用者の他者ではなく、彼らを真かつ持続的に満足、期待させられない自分である。
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2019年02月08日
【洋画】「わたしを離さないで/Never Let Me Go」(2010)
[ひと言感想]
「『クローン』人間」は「人間」と違うのか。
少なくとも、「延命」を念願したキャシーとトミーは違わないだろう。
生命の限りを前に自我、本望に気づき、具現に奔走したのだから。
「締め切り」を嫌悪するも必要とするのが「人間」である。
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「『クローン』人間」は「人間」と違うのか。
少なくとも、「延命」を念願したキャシーとトミーは違わないだろう。
生命の限りを前に自我、本望に気づき、具現に奔走したのだから。
「締め切り」を嫌悪するも必要とするのが「人間」である。
出演:キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ
監督:マーク・ロマネク
監督:マーク・ロマネク
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2018-07-04
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2019年02月07日
2019年02月06日
【洋画】「暗黒街のふたり/Deux Hommes Dans La Ville」(1973)
[ひと言感想]
ジェルマンと印刷所の社長がジーノの本性を最後まで疑わなかったのは、仕事の関係を超え、家族同然に付き合っていたから、即ち、正に近目で見ていたから、だろう。
他方、ゴワトロー警部が最後まで疑ったのは、彼を前科者かつ遠目でしか見ていなかったからだろう。
確かに、ゴワトローはやり過ぎだったが、彼に限らず、個人が街の全員と近目で付き合うのは非現実的であり、彼の偏見という経験則が自身の、挙句、街の大多数のリスクを減じたのも確かである。
リスクは確率論だが、人生は一度切りである。
個人が偏見という「保険」を掛けがちなのは自然であり、街は暗黒を免れない。
偏見対象という不幸者のでき得る努めは、大多数への、自分を近目で見るインセンティブの絶えざる創造かもしれない。
ジェルマンと印刷所の社長がジーノの本性を最後まで疑わなかったのは、仕事の関係を超え、家族同然に付き合っていたから、即ち、正に近目で見ていたから、だろう。
他方、ゴワトロー警部が最後まで疑ったのは、彼を前科者かつ遠目でしか見ていなかったからだろう。
確かに、ゴワトローはやり過ぎだったが、彼に限らず、個人が街の全員と近目で付き合うのは非現実的であり、彼の偏見という経験則が自身の、挙句、街の大多数のリスクを減じたのも確かである。
リスクは確率論だが、人生は一度切りである。
個人が偏見という「保険」を掛けがちなのは自然であり、街は暗黒を免れない。
偏見対象という不幸者のでき得る努めは、大多数への、自分を近目で見るインセンティブの絶えざる創造かもしれない。