2019年01月

2019年01月30日

【洋画】「太陽はひとりぼっち/L'eclisse」(1962)

[ひと言感想]
「自分はこの人を愛している」。
男と女がうまくいかないのは、凡そこう確信するロジックが違うからである。
本性の違い、即ち、より多く子孫を遺したい男と、より良い子孫を遺したい女のすれ違いが元凶、もとい(笑)、ボトルネックではあるが。
失恋も株の暴落も、天災と同様、忘れた頃にやって来て然るべきである。


太陽はひとりぼっち [DVD]
出演:モニカ・ヴィッティ、アラン・ドロン
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ
KADOKAWA / 角川書店
2018-11-02




kimio_memo at 06:59|PermalinkComments(0) 映画 | アラン・ドロン出演作

2019年01月28日

【洋画】「キラー・エリート/Killer Elite」(2011)

[ひと言感想]
「仕事に感情を持ち込まない」のは社会人の鉄則だが、無論容易ではない。
だから、プロ棋士はコンピュータに勝てない訳だが、成る程、さしもの殺し屋も多分に漏れない。
感情の対処とその限界の察知、転用こそ、社会人の心得である。
デキる社会人とは、己を知り、かつ、最悪を回避し得る得る術と癖の会得者である。


キラー・エリート [DVD]
出演:ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェン、ロバート・デ・ニーロ
監督:ゲイリー・マッケンドリー
ワーナー・ホーム・ビデオ
2013-03-20




kimio_memo at 07:45|PermalinkComments(0) 映画 | -ロバート・デ・ニーロ出演作

2019年01月25日

【洋画】「マイ・インターン/The Intern」(2015)

[ひと言感想]
ベンはなぜ、他者にいつも良い言葉を言えるのか。
正しい時に、正しく行動できるのか。

根因は無論達観だが、近因の一つは、敬愛の妻を前に、キャリアを専ら目先の金で費やさなかったに違いないこと。
もう一つは、基本悠々自適で、下衆な欲とオサラバしていること、である。
人間、「もっとエラくなりたい」、「よく見られたい」等々思っている内は、「社会の一部になる」のは、即ち、「他者を支え、必要とされる、挙句、相思相愛の誉にあずかる」のは土台無理なのである。


マイ・インターン [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション] [DVD]
出演:ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ
監督:ナンシー・マイヤーズ
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2018-01-17


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kimio_memo at 07:25|PermalinkComments(0) 映画 | -ロバート・デ・ニーロ出演作

2019年01月24日

【洋画】「カサブランカ/Casablanca」(1942)

[ひと言感想]
男が元カノへの未練と大義の為に死ねるのは確かである。
誇り(自己肯定)、後悔の最小化のために生きる男と、今、現実を生きる女。
男と女が持続的に交われないのは、しかして刹那の交わりが至福なのは当然、かつ、これまた確かである。


カサブランカ [Blu-ray]
出演:ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン、ポール・ヘンリード、クロード・レインズ
監督:マイケル・カーティス
ワーナー・ホーム・ビデオ
2010-04-21




kimio_memo at 06:58|PermalinkComments(0) 映画 

2019年01月23日

【邦画】「団地」(2016)

[ひと言感想]
喜太郎がすんでのところでバットを置いたのは、歌をヒナ子に褒められたからだろう。
ヒナ子と清治が団地に居残ったのも、自家製漢方薬を真城に熱望されたからだろう。
人の願望、生きるモチベーションの最たるは、数多からの人望ではなく、「顔の見える」個人の肯定である。


団地 [DVD]
出演:藤山直美、岸部一徳、石橋蓮司、大楠道代、斎藤工
監督:阪本順治
Happinet
2017-01-06




kimio_memo at 07:18|PermalinkComments(0) 映画 

2019年01月22日

【洋画】「旅情/Summertime」(1955)

[ひと言感想]
成る程、旅先での写真の撮影は次善なのだろう。
歓喜し、生を受けた証を増やすための。
旅は観るものではなく、身を任せるものである。


旅情 [DVD]
出演:キャサリン・ヘップバーン、ロッサノ・ブラッツィ
監督:デヴィッド・リーンデヴィッド・リーン
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
2012-06-08




kimio_memo at 07:05|PermalinkComments(0) 映画 

2019年01月21日

【洋画】「カプリコン・1/Capricorn One」(1977)

[ひと言感想]
結局、所与の真実は、あくまで現時点での全体最適に基づく最善解、或いは、特定の個人や集団にとっての好都合解である。
真実は、自分で考え、創り出すもの、更には、世に問うものである。


カプリコン・1 [Blu-ray]
出演:エリオット・グールド、ジェームズ・ブローリン、テリー・サバラス、ハル・ホルブルック
監督:ピーター・ハイアムズ
キングレコード
2018-07-04




kimio_memo at 07:07|PermalinkComments(0) 映画 

2019年01月18日

【洋画】「エデンの東/East of Eden」(1955)

[ひと言感想]
ある人と「やることなすこと裏目に出る」のは、凡そ人生のOS、即ち、価値観や思考の筋道が異なるか、もしくは、異なるべき理由がシェアされていないから、挙句、両者「いけ好かない」からである。
親が子を躾る根本動機は、本件、および、その悲劇の回避かもしれない。


エデンの東 [Blu-ray]
ジェームス・ディーン、ジュリー・ハリス、リチャード・ダヴァロス、バール・アイヴス、ジョー・ヴァン・フリート、レイモンド・マッセイ
監督:エリア・カザン
ワーナー・ホーム・ビデオ
2014-04-23




kimio_memo at 07:51|PermalinkComments(0) 映画 

2019年01月15日

【洋画】「華麗なる激情/The Agony and (1965)

[ひと言感想]
天才の要件は実績だが、その成否は理解者に依存する。
天才の条件は理解者を見失わないこと。
そして、彼らに報いること、である。


華麗なる激情 [DVD]
出演:チャールトン・ヘストン、レックス・ハリスン
監督:キャロル・リード
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2011-04-22




kimio_memo at 07:12|PermalinkComments(0) 映画 

2019年01月11日

【洋画】「男と女/Un homme et une femme」(1966)

[ひと言感想]
男は女心が永遠の不明だが、女も男心がそうだろう。
道理で、男は女に狂い、女も男にそうなる訳である。
また時に、虚しく、コスパ最悪(笑)な訳である。
「一視同仁の人」こと団鬼六は生前、「一期は夢よ、ただ狂え」と説いた。
男が女に、女が男に狂いたくば、相手の不明こそあり難い。


男と女 製作50周年記念 デジタル・リマスター版 [DVD]
出演:アヌーク・エーメ、ジャン=ルイ・トランティニャン
監督:クロードルルーシュ
Happinet
2017-05-02




kimio_memo at 07:27|PermalinkComments(0) 映画