2018年12月

2018年12月27日

【洋画】「ナイトクローラー/Nightcrawler」(2014)

[ひと言感想]
「ざまあみろ」。
我々は内心、こうほざきたいものである。
ヒトの「表の」根源的ニーズが「食欲」、「性欲」、「睡眠欲」である一方、「裏の」それが「妬み」、「嫉み」、「恨み」だからである。
ルイスのビジネス、遂には心情態度は、自他共にヒトの「表裏の」根源的ニーズを満たす点で合理的である。
我々がルイスに「ざまあみろ」とほざけないのは、結末以上に、我々が同じヒトであるから、そして、「どの面下げて」と脳内ブーメラン必至だから、である。
人生が闘いに喩えられるのは、ヒトが根源的ニーズの奴隷だからである。


ナイトクローラー [DVD]
出演:ジェイク・ギレンホール、レネ・ルッソ、リズ・アーメッド
監督:ダン・ギルロイ
リズ・アーメッド
ギャガ
2016-02-19




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2018年12月21日

【洋画】「さらば冬のかもめ/The Last Detail」(1973)

[ひと言感想]
バダスキーは若いメドウズに酒とオンナ、そして、自己主張を「教えた」。
成る程、人にモノを教えるというのは希望を与えること、それも、不条理な社会を生き抜く希望を、なのだろう。
酒と兄貴は社会の必要悪である。


さらば冬のかもめ [DVD]
出演:ジャック・ニコルソン、ランディ・クエイド、オーティス・ヤング
監督:ハル・アシュビー
Happinet(SB)(D)
2016-08-02




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2018年12月18日

【洋画】「アリスのままで/Still Alice」(2014)

[ひと言感想]
人は、「ありのままで」は生きられないのである。
一人では生きられないからである。
社会との適応が要件だからである。
知識と知恵、そして、富を蓄え、「化粧して」生きねば、社会は個人とその存在を認めないからである。
彼らは、世知辛いのである。
たとえ、その人が「『蓄える』技」より「『失くす』技」ばかり上達させる他なく、「ありのままで」生きるよう強いられていようと、である。
アルツハイマー患者も老人も、「『失くす』技」を上達させる速さこそ違えど、そうする他なく、挙句、存在を社会に否定される点で同じかもしれない。


アリスのままで [Blu-ray]
出演:ジュリアン・ムーア、クリステン・スチュワート、アレック・ボールドウィン
監督:リチャード・グラッツァー
ポニーキャニオン
2016-01-06


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2018年12月10日

【洋画】「モネ・ゲーム/Gambit」(2012)

〔ひと言感想〕
たしかに、計略の成否はプランBの存在と周到に依存する。
周到なプランBが在るからプランAが活き、活きたプランAがプランBの成功を自然化する。
計略の肝は事前、机上である。


モネ・ゲーム [DVD]
出演:コリン・ファース、キャメロン・ディアス、トム・コートネイ、アラン・リックマン
監督:マイケル・ホフマン
Happinet(SB)(D)
2013-11-02




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2018年12月05日

【邦画】「太陽の季節」(1956)

〔ひと言感想〕
生き方と同様、ヒトの愛し方は十人十色である。
大事なのは、相手のそれを理解し、かつ、受容できるかである。
理解できても受容できなければ、結局、お互い不幸だからである。
男女の破局の元凶は、凡そ「価値観の不一致」ではなく、「『愛し方の一致』の幻想」である。


日活100周年邦画クラシック GREAT20 太陽の季節 HDリマスター版 [DVD]
出演:長門裕之、南田洋子
監督:古川卓巳
Happinet(SB)(D)
2011-11-02




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