2018年06月

2018年06月20日

【洋画】「デビル/The Devil's Own」(1997)

[ひと言感想]
人間は天使と悪魔のないまぜである。
我々は悪魔の所業に天使を垣間見た他者に人間、および、同胞を覚える。
それは時に友情に昇華するが、成る程、これらは個人的にしか成立しないのだろう。
とはいえ、人間は社会的にしか生きられない。
個人として生まれるも個人的に生きられないとは、創造主の神は何とも皮肉屋である。


デビル [DVD]
出演:ハリソン・フォード、ブラッド・ピット
監督:アラン・J・パクラ
Happinet(SB)(D)
2015-07-24




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2018年06月18日

【洋画】「ラッシュ プライドと友情/Rush」(2013)

[ひと言感想]
ハントの女癖は、今ならかつてのタイガー・ウッズのそれと同様、セックス依存症なのだろう。
しかし、我々の内、彼らのそれを責め得る人間はほぼ皆無である。
我々は、彼らの如く、自らを極限状況においやり、命懸けで一等を目指していないからである。
ラウダがハントに愛憎のないまぜを覚えたのは、彼が最高の好敵手かつモチベーションであるのは勿論、等しく懸命に一等を目指したからである。
友情は、哲学の違いを乗り越え、捌け口の要る生き様を認め合った者達に恵まれる。


ラッシュ/プライドと友情 [Blu-ray]
出演:クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール
監督:ロン・ハワード
ポニーキャニオン
2014-08-04




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2018年06月15日

【洋画】「十戒/The Ten Commandments」(1956)

[ひと言感想]
天命を自覚した天才は崇高、かつ、無敵である。
使命感は人的成長のハイオクガソリンである。


十戒 スペシャル・コレクターズ・エディション[AmazonDVDコレクション]
出演:チャールトン・ヘストン、アン・バクスター、セドリック・ハードウィック、ユル・ブリンナー
監督:セシル・B・デミル
パラマウント
2018-03-20




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2018年06月14日

【邦画】「小説吉田学校」(1983)

[ひと言感想]
「始める」より「やめる」方が難しいのは、「宿題」を痛感していることに加え、後任に任せ切れないから、挙句、任せたくないからなのだろう。
個人、自身のできることは知れている。
目標も後任も求め過ぎてはいけない。
引際の大敵は未練と嫉妬である。


小説吉田学校[東宝DVD名作セレクション]
出演:森繁久彌、芦田伸介、夏目雅子、若山富三郎
監督:森谷司郎
東宝
2015-02-18




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2018年06月13日

【洋画】「地球が静止する日/The Day the Earth Stood Still」(2008)

[ひと言感想]
人間は性懲りもない生き物である。
バカは死んでも治らないが、それが重症かつ天然ゆえ、ミイラ取りがミイラになるのである。
社会も宇宙も、最凶はバカである。


地球が静止する日 [DVD]
出演:キアヌ・リーブス、ジェニファー・コネリー、キャシー・ベイツ
監督:スコット・デリクソン
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
2010-08-04




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2018年06月12日

【洋画】「コンフィデンス/Confidence」(2003)

[ひと言感想]
「他者(ひと)を騙す」のは「信頼を裏切る」に等しい。
「騙し」上手は「信じられ」上手、そして、「疑われず」上手である。


コンフィデンス [DVD]
出演:エドワード・バーンズ、レイチェル・ワイズ、ダスティン・ホフマン
監督:ジェームズ・フォーリー
日活
2004-08-06




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2018年06月11日

【洋画】「アメリカン・スナイパー/American Sniper」(2014)

[ひと言感想]
人殺しは、古代では正義のようである。
現代では無論不正義だが、それは、生存のシステムと文化、そして、躾の変遷のてん末だろう。
「人殺しは絶対悪である」。
だから、こう親、社会から躾けられている我々は、いかに尤もな理由があれ、人を殺すことで自らをも殺してしまうのだろう。
人間の最大の酷は、躾に背くこと、そして、「絶対的な後ろめたさ」かもしれない。


アメリカン・スナイパー [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー
監督:クリント・イーストウッド
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2018-01-17




kimio_memo at 07:27|PermalinkComments(0) 映画 | -クリント・イーストウッド作品

2018年06月08日

【洋画】「ジュリアス・シーザー/Julius Caesar」(1953)

[ひと言感想]
他者(ひと)を妬むのは、結局、自己肯定でき得ていないからである。
自己肯定でき得ない元凶を、自己ではなく、他者に見出すからである。
妬みは自己逃避である。


ジュリアス・シーザー [DVD]
出演:ルイス・カルハーン、ジェームズ・メイソン、マーロン・ブランド
監督:ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
ゴマブックス
2015-02-05


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2018年06月07日

【洋画】「2012」(2009)

[ひと言感想]
なぜ、我々に「天災は忘れた頃やってくる」のか。
直接的には、平生「縁起でもない」と一蹴、見て見ぬふり、先送りするからだが、本質的には、不都合な未来の自己責任を認めたがらないからだろう。
家族が離れるのも、会社が傾くのも、天災と同様、自身の責任放棄のツケである。


2012 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
出演:ジョン・キューザック、アマンダ・ピート、オリヴァー・プラット、ダニー・グローヴァー、キウェテル・イジョフォー
監督:ローランド・エメリッヒ
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2015-12-25




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2018年06月05日

【洋画】「ボーン・アイデンティティー/The Bourne Identity」(2002)

[ひと言感想]
アイデンティティーは身を護る根本とも言えよう。
緊急時はアイデンティティの試練である。


ボーン・アイデンティティー [Blu-ray]
出演:マット・デイモン、フランカ・ポテンテ
監督:ダグ・リーマン
ジェネオン・ユニバーサル
2012-04-13




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2018年06月04日

【邦画】「家族はつらいよ2」(2017)

[ひと言感想]
客人の丸太の急死は、宿主の平田家には不幸だが、丸太自身には幸い、それも正に不幸中の幸いだったに違いない。
「遠くの親戚より近くの他人」という。
この「近くの他人」とは、袖振り合った縁を無下にせず、大きなお世話を買って出る、遂には、当人の「良い死に方」に努力を惜しまない人を言うのだろう。


家族はつらいよ2 [DVD]
出演:橋爪功、小林稔侍
監督:山田洋次
松竹
2017-11-03




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2018年06月01日

【洋画】「シザーハンズ/Edward Scissorhands」(1990)

[ひと言感想]
エドワードのハサミは、自分の強みでも弱みでもあり、また、他者を助けもすれば傷つけもする。
この点で、人造人間エドワードは我々人間と変わらない。
否、傷ついても我慢強く、また、他者を助けても報いを求めない点で、我々より人間である。
善人を造れても、善人には成れない。
この点で、我々は自らの不実を認め、処する必要がある。
悲劇は不実の必然である。


シザーハンズ(特別編) [DVD]
出演:ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー
監督:ティム・バートン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2012-10-26




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