2017年09月
2017年09月29日
2017年09月27日
2017年09月26日
【洋画】「マッチポイント/Match Point」(2005)
[ひと言感想]
「金持ちの生活は病みつきになる」。
クリスは友人にこう吐露したが、クリスが病みつきになったのはノーラとの「愛」とは違う、「愛欲」のセックスも、である。(笑)
カネとセックスが病みつきになり易いのは万民共通で、我々は自然、クリスのてん末に同情、嫉妬するのである。
女神は贔屓と洒落が過ぎる、罪作りな悪女である。
我々の一握りに、マッチポイントと同様、病みつきになるカネとセックス、強欲と愛欲、を恵むのだから。(苦笑)
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「金持ちの生活は病みつきになる」。
クリスは友人にこう吐露したが、クリスが病みつきになったのはノーラとの「愛」とは違う、「愛欲」のセックスも、である。(笑)
カネとセックスが病みつきになり易いのは万民共通で、我々は自然、クリスのてん末に同情、嫉妬するのである。
女神は贔屓と洒落が過ぎる、罪作りな悪女である。
我々の一握りに、マッチポイントと同様、病みつきになるカネとセックス、強欲と愛欲、を恵むのだから。(苦笑)
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2017年09月25日
2017年09月22日
2017年09月21日
【邦画】「自虐の詩」(2007)
[ひと言感想]
イサオの連日のちゃぶ台返しに幸江がめげなかったのは、かつての恩義が不幸の認識を許さなかった為だろう。
懐妊時に一度、別れを切り出したのは、想定外の無反応に認識の術を一時喪失した為だろう。
幸・不幸、および、人生の意味は、自己の認識に依存する。
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イサオの連日のちゃぶ台返しに幸江がめげなかったのは、かつての恩義が不幸の認識を許さなかった為だろう。
懐妊時に一度、別れを切り出したのは、想定外の無反応に認識の術を一時喪失した為だろう。
幸・不幸、および、人生の意味は、自己の認識に依存する。
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kimio_memo at 06:54|Permalink│Comments(0)│
2017年09月20日
【洋画】「身代金/Ransom」(1996)
[ひと言感想]
主犯者の動機は弱者特有の嫉妬と厭世だろう。
「失うモノが無い」彼からすると、身代金を褒賞金に変えられたのは痛恨の一撃だっただろう。
最後に失う自分をただ失う羽目になったのだから。
嫉妬と厭世は自壊のトリガーである。
主犯者の動機は弱者特有の嫉妬と厭世だろう。
「失うモノが無い」彼からすると、身代金を褒賞金に変えられたのは痛恨の一撃だっただろう。
最後に失う自分をただ失う羽目になったのだから。
嫉妬と厭世は自壊のトリガーである。
2017年09月19日
2017年09月15日
2017年09月14日
【洋画】「革命児サパタ/Viva Zapata!」(1952)
[ひと言感想]
「強者」と「弱者」を分かつ根因は、信条の違いである。
前者の最たるのそれはエミリアーノ・サパタの説く「独立自尊」であり、後者のそれは「他者依存」である。
それも、人から借りてきた権利主義、ないし、安直な楽観&敗北主義に基づく「他者依存」である。
エミリアーノが「革命者」ではなく「革命児」で生を終えたのは、「独立自尊」が過ぎたてん末なのだろう。
しかし、エミリアーノに無念はなく、誇らしい信条に忠実であり続けた自分が却って誇らしかったのではないか。
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「強者」と「弱者」を分かつ根因は、信条の違いである。
前者の最たるのそれはエミリアーノ・サパタの説く「独立自尊」であり、後者のそれは「他者依存」である。
それも、人から借りてきた権利主義、ないし、安直な楽観&敗北主義に基づく「他者依存」である。
エミリアーノが「革命者」ではなく「革命児」で生を終えたのは、「独立自尊」が過ぎたてん末なのだろう。
しかし、エミリアーノに無念はなく、誇らしい信条に忠実であり続けた自分が却って誇らしかったのではないか。
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2017年09月13日
【洋画】「スペース カウボーイ/Space Cowboys」(2000)
[ひと言感想]
ジェリーが「40年前の記憶は鮮明だが、今朝の朝食のメニューは忘れてしまう」のは、当時悔いはあるが、リベンジと夢を諦めていたからだろう。
翻って、フランクが40年前の記憶も今朝の朝食のメニューも鮮明なのは、既に悔いに加え、リベンジと夢を取り戻していたからだろう。
歳を取り取り戻すべきは、記憶より夢である。
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ジェリーが「40年前の記憶は鮮明だが、今朝の朝食のメニューは忘れてしまう」のは、当時悔いはあるが、リベンジと夢を諦めていたからだろう。
翻って、フランクが40年前の記憶も今朝の朝食のメニューも鮮明なのは、既に悔いに加え、リベンジと夢を取り戻していたからだろう。
歳を取り取り戻すべきは、記憶より夢である。
出演:クリント・イーストウッド、トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナー、ジェームズ・クロムウェル
監督:クリント・イーストウッド
監督:クリント・イーストウッド
ワーナー・ホーム・ビデオ
2010-04-21
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2017年09月12日
【洋画】「ゲーム/The Game」(1997)
[ひと言感想]
我々は自分が変わらないよう、絶えず能動的に努めている。
成る程、真に改心するには、死を一度以上覚悟する必要があるのだろう。
我々は無知、愚かさを思い知り、死を覚悟できれば、もう盲目でなく、見えるのだろう。
「死ななきゃ治らない」と思えたら、もう馬鹿でないのだろう。
我々は自分が変わらないよう、絶えず能動的に努めている。
成る程、真に改心するには、死を一度以上覚悟する必要があるのだろう。
我々は無知、愚かさを思い知り、死を覚悟できれば、もう盲目でなく、見えるのだろう。
「死ななきゃ治らない」と思えたら、もう馬鹿でないのだろう。
2017年09月11日
【洋画】「きのうの夜は・・・/About Last Night...」(1986)
[ひと言感想]
人は性懲りもない生き物である。
塩辛いモノを食べると甘いモノが食べたくなり、甘いモノを食べると塩辛いモノが食べたくなる。
同様に、一人寝が寂しくなると二人寝を脊髄断行し(笑)、二人寝の寂しさを再認すると一人寝の自由に誘惑される。
人が不幸せ少なく生きるには、過ぎ去った昨日の夜を嘆くのではなく、性懲りもない自分と相手を罵り過ぎないことである。
人は性懲りもない生き物である。
塩辛いモノを食べると甘いモノが食べたくなり、甘いモノを食べると塩辛いモノが食べたくなる。
同様に、一人寝が寂しくなると二人寝を脊髄断行し(笑)、二人寝の寂しさを再認すると一人寝の自由に誘惑される。
人が不幸せ少なく生きるには、過ぎ去った昨日の夜を嘆くのではなく、性懲りもない自分と相手を罵り過ぎないことである。
kimio_memo at 06:57|Permalink│Comments(0)│
2017年09月08日
2017年09月07日
2017年09月06日
2017年09月05日
2017年09月04日
【洋画】「ガンジー/Gandhi」(1982)
[ひと言感想]
「今、我々日本人が持ち、かつ、行使すべき権利と自由は、敢えて場の空気を読まず、『水を差す』ことである」。
これは、過日読了した「『空気』の研究」の主張の一つで、尤ものひと言だが、日本人に限らず容易でないのだろう。
弁護士とはいえ一介の市民のガンジーが数多の同胞に支持され、指導者、救世主と成り得たのは、本質的には、この容易ではない権利と自由を言行一致かつ不断に行使したからだろう。
救世主足る指導者とは、尤もな主張を説く人ではなく、尤もな主張を言行一致かつ不断に体現する人のことである。
「今、我々日本人が持ち、かつ、行使すべき権利と自由は、敢えて場の空気を読まず、『水を差す』ことである」。
これは、過日読了した「『空気』の研究」の主張の一つで、尤ものひと言だが、日本人に限らず容易でないのだろう。
弁護士とはいえ一介の市民のガンジーが数多の同胞に支持され、指導者、救世主と成り得たのは、本質的には、この容易ではない権利と自由を言行一致かつ不断に行使したからだろう。
救世主足る指導者とは、尤もな主張を説く人ではなく、尤もな主張を言行一致かつ不断に体現する人のことである。
出演:ベン・キングズレー、イアン・チャールソン、キャンディス・バーゲン
監督:リチャード・アッテンボロー
監督:リチャード・アッテンボロー
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2010-04-16