2017年09月

2017年09月29日

【洋画】「スーパーマン/Superman」(1978)

[ひと言感想]
なぜ、スーパーマンは思考、振る舞いが「スーパー」なのか。
近因は、無論クリプトン人だからだが、根因は、父に使命を諭され、「スーパー」足るべく動機づけられているからだろう。
クリプトン人も地球人も「スーパー」足るには、フィジカル以上にメンタル、それも、しかと動機づけられたメンタル、が重要である。


スーパーマン ディレクターズカット版 [Blu-ray]
出演:クリストファー・リーブ、、マーゴット・キダー、ジーン・ハックマン、マーロン・ブランド
監督:リチャード・ドナー
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2016-02-24


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2017年09月27日

【洋画】「ブレイブハート/Braveheart」(1995)

[ひと言感想]
リーダーの「誕生の起源」は凡そ怒り、それも、個人的な怒り、なのだろう。
「成立の条件」は凡そそんな自分事を他人事、それも、同志共通の他人事、へ昇華することなのだろう。
そして、同胞に命懸けで支持される国民的リーダーは、戦略巧者であるのは勿論、昇華巧者なのだろう。
意識の有無を問わず。(苦笑)


ブレイブハート<1枚組> [Blu-ray]
出演:メル・ギブソン、キャサリン・マコーマック、ソフィー・マルソー、アンガス・マクファーデン、パトリック・マクグーハン
監督:メル・ギブソン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2013-11-22




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2017年09月26日

【洋画】「マッチポイント/Match Point」(2005)

[ひと言感想]
金持ちの生活は病みつきになる」。
クリスは友人にこう吐露したが、クリスが病みつきになったのはノーラとの「愛」とは違う、「愛欲」のセックスも、である。(笑)
カネとセックスが病みつきになり易いのは万民共通で、我々は自然、クリスのてん末に同情、嫉妬するのである。
女神は贔屓と洒落が過ぎる、罪作りな悪女である。
我々の一握りに、マッチポイントと同様、病みつきになるカネとセックス、強欲と愛欲、を恵むのだから。(苦笑)


マッチポイント [DVD]
出演:ジョナサン・リース=マイヤーズ、スカーレット・ヨハンソン
監督:ウディ・アレン
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2015-12-16


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kimio_memo at 07:09|PermalinkComments(0) 映画 | -ウディ・アレン作品

2017年09月25日

【海外ドラマ】「罪と罰」(2007)

[ひと言感想]
無理筋の自己肯定ほど不毛、かつ、心身を消耗させるものはない。
それは当の自分もよく分かっているが、葛藤するばかりで、凡そ引っ込みがつかない。
ロージャが自首し、引っ込みがついたのは、自己肯定をソーニャに肩代わりできたからだろう。
自己肯定は人間の本懐、かつ、本性で、無理筋上等である。


罪と罰 ドストエフスキー原作 [DVD]
出演:ウラジーミル・コシェヴォイ、ポーリーナ・フィロネンコ
監督:ディミトリー・スヴェトザロフ
IVC,Ltd.(VC)(D)
2017-03-31




kimio_memo at 07:07|PermalinkComments(0) テレビ 

2017年09月22日

【洋画】「キング・コング/King Kong」(2005)

[ひと言感想]
弱肉強食の世界しか生きてこなかったコングにとって、アンとの感情の世界は身を滅ぼすに足る蜜だった、ということか。
マズローの欲求段階説は人を超える、ということか。


キング・コング [Blu-ray]
出演:ナオミ・ワッツ、エイドリアン・ブロディ、ジャック・ブラック
監督:ピーター・ジャクソン
ジェネオン・ユニバーサル
2012-04-13




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2017年09月21日

【邦画】「自虐の詩」(2007)

[ひと言感想]
イサオの連日のちゃぶ台返しに幸江がめげなかったのは、かつての恩義が不幸の認識を許さなかった為だろう。
懐妊時に一度、別れを切り出したのは、想定外の無反応に認識の術を一時喪失した為だろう。
幸・不幸、および、人生の意味は、自己の認識に依存する。


自虐の詩 プレミアム・エディション [DVD]
出演:中谷美紀、阿部寛、西田敏行
監督:堤幸彦
ジェネオン エンタテインメント
2008-03-14


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2017年09月20日

【洋画】「身代金/Ransom」(1996)

[ひと言感想]
主犯者の動機は弱者特有の嫉妬と厭世だろう。
失うモノが無い」彼からすると、身代金を褒賞金に変えられたのは痛恨の一撃だっただろう。
最後に失う自分をただ失う羽目になったのだから。
嫉妬と厭世は自壊のトリガーである。


身代金 [Blu-ray]
出演:メル・ギブソン、レネ・ルッソ、ゲイリー・シニーズ
監督:ロン・ハワード
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2012-12-05




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2017年09月19日

【洋画】「ザ・ビーチ/The Beach」(2000)

[ひと言感想]
命懸けて辿り着いた伝説の理想郷、リチャードがハンモックに揺られ興じたのはゲームボーイ。
理想の実現には内面の充実が欠かせない。


ザ・ビーチ (特別編) [DVD]
出演:レオナルド・ディカプリオ、ヴィルジニー・ルドワイヤン、ティルダ・スウィントン
監督:ダニー・ボイル
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2012-09-28



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2017年09月15日

【洋画】「リンカーン/Lincoln」(2012)

[ひと言感想]
たしかに、政治に限らずコトを為す肝は、先ず向かうべき場所と方角を決めること。
そして、適切な辛抱、更には妥協と共に、最短ではなく最善のルートを探り、粛々かつ臨機応変に自らを向かわせること、である。
コトは、良い意味で妥協の産物である。


リンカーン [Blu-ray]
出演:ダニエル・デイ=ルイス、サリー・フィールド、デヴィッド・ストラザーン、トミー・リー・ジョーンズ
監督:スティーブン・スピルバーグ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2014-02-05


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2017年09月14日

【洋画】「革命児サパタ/Viva Zapata!」(1952)

[ひと言感想]
「強者」と「弱者」を分かつ根因は、信条の違いである。
前者の最たるのそれはエミリアーノ・サパタの説く「独立自尊」であり、後者のそれは「他者依存」である。
それも、人から借りてきた権利主義、ないし、安直な楽観&敗北主義に基づく「他者依存」である。

エミリアーノが「革命者」ではなく「革命児」で生を終えたのは、「独立自尊」が過ぎたてん末なのだろう。
しかし、エミリアーノに無念はなく、誇らしい信条に忠実であり続けた自分が却って誇らしかったのではないか。


革命児サパタ [DVD]
出演:マーロン・ブランド、ジーン・ピータース、アンソニー・クイン
監督:エリア・カザン
ゴマブックス
2015-09-18


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2017年09月13日

【洋画】「スペース カウボーイ/Space Cowboys」(2000)

[ひと言感想]
ジェリーが「40年前の記憶は鮮明だが、今朝の朝食のメニューは忘れてしまう」のは、当時悔いはあるが、リベンジと夢を諦めていたからだろう。
翻って、フランクが40年前の記憶も今朝の朝食のメニューも鮮明なのは、既に悔いに加え、リベンジと夢を取り戻していたからだろう。
歳を取り取り戻すべきは、記憶より夢である。


スペース カウボーイ 特別版 [DVD]
出演:クリント・イーストウッド、トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナー、ジェームズ・クロムウェル
監督:クリント・イーストウッド
ワーナー・ホーム・ビデオ
2010-04-21


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2017年09月12日

【洋画】「ゲーム/The Game」(1997)

[ひと言感想]
我々は自分が変わらないよう、絶えず能動的に努めている。
成る程、真に改心するには、死を一度以上覚悟する必要があるのだろう。

我々は無知、愚かさを思い知り、死を覚悟できれば、もう盲目でなく、見えるのだろう。
「死ななきゃ治らない」と思えたら、もう馬鹿でないのだろう。


ゲーム [DVD]
出演:マイケル・ダグラス、デボラ・カーラ・アンガー、ショーン・ペン
監督:デビッド・フィンチャー
東宝
2000-12-21




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2017年09月11日

【洋画】「きのうの夜は・・・/About Last Night...」(1986)

[ひと言感想]
人は性懲りもない生き物である。
塩辛いモノを食べると甘いモノが食べたくなり、甘いモノを食べると塩辛いモノが食べたくなる。
同様に、一人寝が寂しくなると二人寝を脊髄断行し(笑)、二人寝の寂しさを再認すると一人寝の自由に誘惑される。
人が不幸せ少なく生きるには、過ぎ去った昨日の夜を嘆くのではなく、性懲りもない自分と相手を罵り過ぎないことである。


きのうの夜は・・・ [DVD]
出演:デミ・ムーア、ロブ・ロウ
監督:エドワード・ズウィック
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2010-07-28




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2017年09月08日

【洋画】「シンプル・プラン/A Simple Plan」(1998)

[ひと言感想]
亡き母の名言の一つに「美味しいモノは毒だ」がある。
成る程、我々は一度美味しいモノを食べると、それやそれと同程度の美味しいモノをまた食べたくなるのは勿論、大概もっと美味しいモノを食べたくなってしまう。
結局、我々の悲劇は「欲望というエンドレスのパンドラの箱を不用意に開くこと」に少なからず始まるということだが、本作品のメッセージも本質は同じだろう。
欲望の解放の可能性と恐怖に鈍感、無頓着で居続けるのは、自らに時限爆弾を仕掛けるに等しい。


SIMPLE PLAN
出演:ビル・パクストン、ブリジット・フォンダ、ビリー・ボブ・ソーントン、ブレント・ブリスコー
監督:サム・ライミ
Warner Bros.
2013



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2017年09月07日

【洋画】「スケアクロウ/Scarecrow」(1973)

[ひと言感想]
「スケアクロウ」は田畑に立つ「案山子(かかし)」のことだという。
成る程、案山子と田畑の作物は一心同体であり、時に作物が身を削って案山子を守ることもあり、かつ、あるべきなのだろう。
案山子であれ作物であれ人間であれ、いつも笑ってはいられないし、弱る時は弱る。
比較的弱っていない方が滅法弱っている相方を守るのは合理的であり、かつ、結局身を守ることである。
情けは人の為ならず、である。


スケアクロウ [DVD]
出演:ジーン・ハックマン、アル・パチーノ
監督:ジェリー・シャッツバーグ
ワーナー・ホーム・ビデオ
2010-04-21




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2017年09月06日

【洋画】「レオン/The Professional」(1994)

[ひと言感想]
レオンを殺したのは、マチルダへの思慕だろう。
逃げおおせたマチルダのもとへ一刻も早く駆けつけたいとの思いが、「プロ」の殺し屋にあるまじき背後の甘さを生んだのだろう。
人に絶望し、私情無用の「プロ」に再生したものの、改めて人に希望を垣間見、挙句私情に殺されるとは、余生の「プロ」は因果な商売である。


レオン 完全版 [DVD]
出演:ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマン
監督:リュック・ベッソン
角川書店
2013-04-19




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2017年09月05日

【洋画】「ニキータ/Nikita」(1990)

[ひと言感想]
人の愛し方は「人それぞれ」である。
マルコ(演:ジャン=ユーグ・アングラードさん)のそれは王道だが、ボブ(演:チェッキー・カリョさん)のそれも際どいがアリである。
結局、ニキータ(演:アンヌ・パリローさん)はいずれとも別れたが、それがニキータのそれなのである。
人が他者と同じ道を長く歩き難いのは、思いは同じでも、その表し方がそれぞれだからである。


ニキータ [DVD]
出演:アンヌ・パリロー、ジャン=ユーグ・アングラード、チェッキー・カリョ
監督:リュック・ベッソン
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2015-12-16




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2017年09月04日

【洋画】「ガンジー/Gandhi」(1982)

[ひと言感想]
「今、我々日本人が持ち、かつ、行使すべき権利と自由は、敢えて場の空気を読まず、『水を差す』ことである」。
これは、過日読了した「『空気』の研究」の主張の一つで、尤ものひと言だが、日本人に限らず容易でないのだろう。



弁護士とはいえ一介の市民のガンジーが数多の同胞に支持され、指導者、救世主と成り得たのは、本質的には、この容易ではない権利と自由を言行一致かつ不断に行使したからだろう。
救世主足る指導者とは、尤もな主張を説く人ではなく、尤もな主張を言行一致かつ不断に体現する人のことである。


ガンジー [Blu-ray]
出演:ベン・キングズレー、イアン・チャールソン、キャンディス・バーゲン
監督:リチャード・アッテンボロー
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2010-04-16




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2017年09月01日

【洋画】「ザ・シークレット・サービス/In the Line of Fire」(1993)

[ひと言感想]
誰しも長く生きれば、リベンジしたいことの一つや二つあって然るべきである。
問題は出口である。
「再生」が出口のリベンジと「心中」が出口のそれでは、どちらが強く、また、勝るか自明である。
出口の事実上無いリベンジは、オナニーを超えず、単に傍迷惑である。


ザ・シークレット・サービス [Blu-ray]
出演:クリント・イーストウッド、レネ・ルッソ、ジョン・マルコヴィッチ
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2010-04-16




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