2017年01月

2017年01月26日

【邦画】「奇跡のリンゴ」(2013)

[ひと言感想]
農薬を使わないリンゴの栽培法は、是非や善悪はさておき、使うことが前提の既存の栽培法に真っ向異を唱える点で、かつての地動説に通じるイノベーションなのだろう。
「ここで自分が諦めることは、人類が諦めること」。
成る程、正に首をくくる寸前まで行った木村秋則さんをイノベーションのゴールへ後押しし続けたのは、一番は悪意のない、天然かつ門外漢ならではの不遜なのだろう。
イノベーションの女神がゴールで微笑むのは、一番の親友に見放されようとしている最中、こう断言できる人だけなのだろう。


奇跡のリンゴ DVD(2枚組)
出演:阿部サダヲ、菅野美穂、山崎努
監督:中村義洋 
東宝
2013-12-20


続きを読む

kimio_memo at 06:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画 

2017年01月23日

【洋画】「39歳からの女性がモテる理由/Flirting with Forty」(2008)

[ひと言感想]
結局、モテる、モテない、物事がうまくいく、いかない、というのは、予め自分で自分に「所詮無理だ」と言い聞かしている、いない、言い訳している、いない、で少なからず決まるのだろう。
長くて短い人生において「自分探し」は不毛だが、「できない理由探し」も、同等かそれ以上に不毛に違いない。


39歳からの女性がモテる理由 [DVD]
出演:ヘザー・ロックリア、ロバート・バックリー、ヴァネッサ・ウィリアムズ
監督:ミカエル・サロモン 
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2010-05-26




kimio_memo at 07:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画 

2017年01月20日

【邦画】「映画 ビリギャル」(2015)

[ひと言感想]
やはり、人生に必要なのは、勇気と想像力、そして、少しのお金に加え(笑)師である
また、良き師は、インセンティブの個人最適化に長け、伴走のスタンスを崩さない先人である。
良き師の伴走は、後進の一生の財産と自信、そして、思い出である。


映画 ビリギャル DVD スタンダード・エディション
出演:有村架純、伊藤淳史、吉田羊、田中哲司
監督:土井裕泰 
東宝
2015-11-18




kimio_memo at 06:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画 

2017年01月18日

【洋画】「ジュノ/Juno」(2007)

[ひと言感想]
ジュノの周りは悉くよい人だったが、彼らに共通していたのは正否や善悪を「決めつけない」こと。
自分が決めつけないから、他者にも決めつけられず、よく愛してもらえたのだろう。
「味方が居ない」とこぼすのは、自分が頭を使わず、決めつけに呪縛されていると吹聴するに等しい。


JUNO/ジュノ (特別編) [DVD]
出演:エレン・ペイジ、マイケル・セラ、J・K・シモンズ
監督:ジェイソン・ライトマン 
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2012-12-19




kimio_memo at 07:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画 

2017年01月16日

【洋画】「メグ・ライアンの男と女の取扱説明書/Serious Moonlight」(2009)

[ひと言感想]
夏目漱石は「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したという。
その人が好きだから月夜をシリアスに共にするのか、月夜をシリアスに共にするからその人が好きになるのか。
答えは夏目に訊きたいところだが(笑)、結局人は、誰かを好きな自分が一番好きで、それを第三者かつ不本意に否定、断絶されたくないのだろう。
それも、とりわけ女子は男子より。(笑)


メグ・ライアンの男と女の取扱説明書 [DVD]
出演:メグ・ライアン、ティモシー・ハットン
監督:シェリル・ハインズ 
AMGエンタテインメント
2010-04-23




kimio_memo at 09:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画 

2017年01月13日

【邦画】「白ゆき姫殺人事件」(2014)

[ひと言感想]
人の性(さが)の一つは、他人事、自分事の別なく(※他人事の方が多い嫌いがあるが)目先の問題に惹かれ、自分の理解と納得の限りで白黒や方(かた)を付けてしまうこと。
たしかに、現代人の脊髄反射はSNSに促されているが、元凶はこの性だろう。
「世の中には自分の理解と納得を超えるヒト、モノ、コトが在り、全てを簡単迅速に白黒、方付けるのは、土台無理かつナンセンスなばかりか、自他共々危険である」。
現代は脊髄反射の試練であり、我々は本事項を絶えず留意する必要がある。


白ゆき姫殺人事件 [DVD]
出演:井上真央、菜々緒、蓮佛美沙子、生瀬勝久、綾野剛、貫地谷しほり
監督:中村義洋 
松竹
2014-09-03




kimio_memo at 07:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画 

2017年01月04日

【邦画】「変身」(2005)

[ひと言感想]
脳を移植しなくても、人は時間と経験で変身する。
なのになぜ、純一は変身を拒んだのか。
変身後の純一が「裏切り」を極端に嫌悪したのは、ドナーの京極の生い立ち、つまり、脳(→人格)形成、の影響だろう。
純一は変身前の、絵と恵をこよなく愛した自分を、こよなく愛した、否、裏切れなかった、のではないか。

人生の本質は変身かもしれない。
そして、変身の要件は自身の裏切りの肯定かもしれない。


変身 [DVD]
出演:玉木宏、蒼井優、北村和夫
監督:佐野智樹 
日本出版販売
2009-01-28




kimio_memo at 07:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画