2016年09月
2016年09月30日
2016年09月29日
【第57期王位戦第七局】羽生王位、木村挑戦者から精魂を奪い勝利、6連覇
[ひと言感想]
ファンサービスに長けた木村一基挑戦者が、局後、シリーズ全体の感想を訊かれ、言葉を失った。
先に仕掛けたものの展開が思わしくなく、独自の勝負手も成立せず、正に精根尽き果てたのだろう。
木村挑戦者から言葉を奪った羽生善治王位は、これで三冠に王手をかけた訳だが、その一因は、かくして挑戦者の精魂を奪い、根絶やしにしているからだろう。
持続的な強者は精魂泥棒かもしれない。
★2016年9月26、27日催行
http://live.shogi.or.jp/oui/
http://kifulog.shogi.or.jp/oui/57_07/
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/57/oui201609260101.html
http://dd.hokkaido-np.co.jp/entertainment/igo-shogi/igo-shogi/1-0320681-s.html (魚拓)
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ファンサービスに長けた木村一基挑戦者が、局後、シリーズ全体の感想を訊かれ、言葉を失った。
先に仕掛けたものの展開が思わしくなく、独自の勝負手も成立せず、正に精根尽き果てたのだろう。
木村挑戦者から言葉を奪った羽生善治王位は、これで三冠に王手をかけた訳だが、その一因は、かくして挑戦者の精魂を奪い、根絶やしにしているからだろう。
持続的な強者は精魂泥棒かもしれない。
★2016年9月26、27日催行
http://live.shogi.or.jp/oui/
http://kifulog.shogi.or.jp/oui/57_07/
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/57/oui201609260101.html
http://dd.hokkaido-np.co.jp/entertainment/igo-shogi/igo-shogi/1-0320681-s.html (魚拓)
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2016年09月26日
【第64期王座戦第二局】羽生王座、糸谷挑戦者の攻めを誘発、根絶やしにし、防衛に王手
[ひと言感想]
羽生善治王座は守り駒を連結せず攻め入り、糸谷哲郎挑戦者の執拗な反撃に遭った。
が、守り駒をみるみる連結させ、攻めを切らし、「形作り」も許さず完封してしまった。
これを「名人芸」と称するのは容易だが、何とも考えさせられるてん末だ。
名人と他者の違いの最たるは、「隙」ないし「好機」の判断かもしれない。
★2016年9月20日催行
http://live.shogi.or.jp/ouza/
http://kifulog.shogi.or.jp/ouza/64_02/
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/64/ouza201609200101.html
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO07467920Q6A920C1CR8000/ (魚拓)
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羽生善治王座は守り駒を連結せず攻め入り、糸谷哲郎挑戦者の執拗な反撃に遭った。
が、守り駒をみるみる連結させ、攻めを切らし、「形作り」も許さず完封してしまった。
これを「名人芸」と称するのは容易だが、何とも考えさせられるてん末だ。
名人と他者の違いの最たるは、「隙」ないし「好機」の判断かもしれない。
★2016年9月20日催行
http://live.shogi.or.jp/ouza/
http://kifulog.shogi.or.jp/ouza/64_02/
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/64/ouza201609200101.html
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO07467920Q6A920C1CR8000/ (魚拓)
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2016年09月21日
【第57期王位戦第六局】羽生王位、木村挑戦者の不屈の追い上げを振り切り勝利、最終局へ
[ひと言感想]
木村一基挑戦者は、中盤、投了級の劣勢に追い込まれるも諦めなかった。
追い上げ、チャンスを信じ、頑張り抜いた。
この様を、Twitter解説の畠山成幸七段は「見習わなければならない」、「この不屈の闘志は大切」と評したが、最も評したのは、それに直に触れた、相手の羽生善治王位だろう。
そして、羽生王位はまた強くなるのだろう。
強者が持続的に強者足り得るには、異なる強者の評すべき真髄に触れ続けるのが不可欠、かつ、最も有効なのだから。
★2016年9月12、13日催行
http://live.shogi.or.jp/oui/
http://kifulog.shogi.or.jp/oui/57_06/
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/57/oui201609120101.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/igo-shogi/news/CK2016091402000197.html (魚拓)
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木村一基挑戦者は、中盤、投了級の劣勢に追い込まれるも諦めなかった。
追い上げ、チャンスを信じ、頑張り抜いた。
この様を、Twitter解説の畠山成幸七段は「見習わなければならない」、「この不屈の闘志は大切」と評したが、最も評したのは、それに直に触れた、相手の羽生善治王位だろう。
そして、羽生王位はまた強くなるのだろう。
強者が持続的に強者足り得るには、異なる強者の評すべき真髄に触れ続けるのが不可欠、かつ、最も有効なのだから。
★2016年9月12、13日催行
http://live.shogi.or.jp/oui/
http://kifulog.shogi.or.jp/oui/57_06/
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/57/oui201609120101.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/igo-shogi/news/CK2016091402000197.html (魚拓)
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2016年09月20日
【第64期王座戦第一局】糸谷挑戦者、「暴発」で先勝を羽生王座に譲る
[ひと言感想]
「自分でもなぜ銀を打ったのかわかりません」。
局後、糸谷哲郎挑戦者はこう答え、敗着の△6五銀(54手目)を「暴発」と表した。
幼い時分、モデルガンに興じていた(笑)私からすると、「暴発」とはただごとではないが、それだけ、前竜王の糸谷挑戦者からしても、ただごとではなかったのだろう。
しかし、本手は、ニコ生で永瀬拓矢六段が「糸谷流」と表したように、プロ的に際どく、「暴発」は敗者の、ただごとではない思考と決断の果てなのだろう。
実力者との頂上決戦、ないし、大舞台に臨むには、結果「暴発」と表するだけの、ただごとではない思考と決断の力が欠かせない。
★2016年9月6日催行
http://live.shogi.or.jp/ouza/
http://kifulog.shogi.or.jp/ouza/64_01/
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/64/ouza201609060101.html
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFG06H66_W6A900C1CR8000/ (魚拓)
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「自分でもなぜ銀を打ったのかわかりません」。
局後、糸谷哲郎挑戦者はこう答え、敗着の△6五銀(54手目)を「暴発」と表した。
幼い時分、モデルガンに興じていた(笑)私からすると、「暴発」とはただごとではないが、それだけ、前竜王の糸谷挑戦者からしても、ただごとではなかったのだろう。
しかし、本手は、ニコ生で永瀬拓矢六段が「糸谷流」と表したように、プロ的に際どく、「暴発」は敗者の、ただごとではない思考と決断の果てなのだろう。
実力者との頂上決戦、ないし、大舞台に臨むには、結果「暴発」と表するだけの、ただごとではない思考と決断の力が欠かせない。
★2016年9月6日催行
http://live.shogi.or.jp/ouza/
http://kifulog.shogi.or.jp/ouza/64_01/
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/64/ouza201609060101.html
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFG06H66_W6A900C1CR8000/ (魚拓)
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2016年09月06日
2016年09月05日
【第57期王位戦第五局】木村挑戦者、二転三転の形勢を「らしく」仕留め三勝目、王位奪取に王手
[ひと言感想]
本局は形勢が正に二転三転したが、その分「千駄ヶ谷の受け師」こと、木村一基挑戦者の「辛い」受けと間隙の「鋭い」攻めが際立った印象がある。
この分だと、木村挑戦者は羽生善治王位から王位を奪取するだろうし、奪取できなくとも、大きな悔いは無いだろう。
二転三転が当然の頂上決戦、大舞台を自分「らしく」戦い抜くのは、人間の甲斐と本望の最たるだ。
★2016年8月30、31日催行
http://live.shogi.or.jp/oui/
http://kifulog.shogi.or.jp/oui/57_05/
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/57/oui201608300101.html
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_chikuhou/article/269355 (魚拓)
本局は形勢が正に二転三転したが、その分「千駄ヶ谷の受け師」こと、木村一基挑戦者の「辛い」受けと間隙の「鋭い」攻めが際立った印象がある。
この分だと、木村挑戦者は羽生善治王位から王位を奪取するだろうし、奪取できなくとも、大きな悔いは無いだろう。
二転三転が当然の頂上決戦、大舞台を自分「らしく」戦い抜くのは、人間の甲斐と本望の最たるだ。
★2016年8月30、31日催行
http://live.shogi.or.jp/oui/
http://kifulog.shogi.or.jp/oui/57_05/
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/57/oui201608300101.html
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_chikuhou/article/269355 (魚拓)